恥ずかしくないシャツイン・タックイン!自然に見える大人の着こなし方

おすすめのスマートなタックイン・シャツインコーデ▲
シャツやTシャツをパンツに入れる「タックイン」や「シャツイン」。ビジネスシーンでは当たり前の着こなしですが、私服になると「なんか気取って見える」「やってみると恥ずかしい」と感じる男性も多いのではないでしょうか。
実はその違和感、スタイルが悪いわけでもセンスがないわけでもありません。“シルエットの整え方”と“バランスの取り方”を知らないだけなのです。
タックインは、清潔感・脚長効果・大人っぽさを同時に叶える万能なスタイル。特に30代・40代の男性にとって、スーツを脱いだあとも「きちんと見える」着こなしとして最も効果的です。
この記事では、ビジネスからスマートカジュアルまで幅広く使えるタックインのポイントと、恥ずかしく見えない自然な着こなし方を紹介します。女性からの印象も良く、どんな場面でも自信を持って着られるシャツインスタイルを身につけましょう。
シャツインの着こなしが決まるコーデセット
シャツインがおしゃれに決まるおすすめのシャツ
シャツインファッションの服にも使える
1,500円分のクーポン配布中!
↓↓↓バナーをクリック↓↓↓

タックイン・シャツインの着こなしに違和感あるときはこんな場合・解決ポイント

タックイン・シャツインコーデを探す▲
タックイン(シャツイン)スタイルの魅力は、そのフォーマルな印象から生まれるスマートさと清潔感、そして落ち着いた大人の雰囲気にあります。特に男性にとっては、年齢にふさわしい品格を感じさせる着こなしとして、スーツの延長線上にある自然なスタイルです。
実際、スーツではシャツをインすることに違和感はなく、むしろ当然と感じるはず。しかし、ビジネスカジュアルやジャケパンスタイルなど「フォーマルすぎない場面」になると、同じシャツインでも「なんかしっくりこない」「急におじさんっぽい」と感じてしまう男性が多いのです。
これは、服の構造と着こなしの“バランス”が変わることで、スーツのような一体感が崩れてしまうことが原因。スーツでは隠れていた腰回りのラインやベルト位置が、シャツインのまま見えることで違和感を覚えるのです。
また、ジャケットを脱いでシャツ1枚になると、腰位置や体型が強調され、清潔感よりも「頑張ってる感」「古臭さ」が出てしまうことも。こうした違和感を解消するには、シルエットの整え方と服の選び方を見直すことが重要です。
タックイン・シャツインコーデの失敗例~どこかおじさん臭く感じる

タックイン・シャツインコーデを探す▲
みんなに聞きたい!アンケート
◆タックイン・シャツインの着こなしは…
カッコよく着こなせる自信がある 25%
最近似合うようになってきた 5%
どうしてもおじさん臭くなってしまう 50%
今後取り入れてみたい 20%
半数以上が「おじさん臭く見える」と感じていることからも、シャツインの難しさが分かります。では、なぜスーツでは自然に見えるのに、ジャケパンやカジュアルでは違和感が出るのでしょうか?
シャツイン・タックインがダサく見える最大の原因はシルエット
シルエットの崩れこそ、シャツインがダサく見える最大の原因です。

スーツではジャケットが全体のバランスを補い、腰位置やシャツの膨らみを隠してくれます。しかし、ジャケパンやシャツ1枚のスタイルでは、シャツの丈感・パンツの股上・ベルト位置など、細かな比率がそのまま露出します。
結果、少しでも着丈が長いシャツや太めのパンツを合わせると、腰回りがもたつき、体全体がずんぐり見えてしまう。スーツのような「構築的な統一感」が失われ、急にカジュアルすぎたり、老けて見えたりするのです。
サイズの合わない大きめのシャツを選んでしまっているとダサく見える

ビジネスカジュアルで失敗しやすいのが、シャツのサイズ感です。
オーバーサイズや生地の厚いネルシャツなどをインすると、ウエスト部分が膨らみ、お腹が出ているように見える原因になります。スリムな体型でも、服のもたつきが中年体型を連想させてしまうのです。
シャツインする場合は、着丈はベルト下、身幅は指2本分の余裕程度が理想。ストレッチ性がある素材なら、動きやすくラインも綺麗に整います。
股上の深いパンツ・太いパンツを選んでしまっているとダサく見える

シャツインにおいて、パンツ選びは全体の印象を大きく左右します。股上の深いパンツはウエスト位置を高く見せすぎてしまい、脚が短く見える原因に。
また、太ももに余裕がありすぎるパンツは、お尻や腰回りを膨張させ、体型を強調してしまいます。スーツのように上下で生地が繋がっていないため、境界線である腰位置が際立ち、視線が集中するのです。
テーパードの効いたスラックスやノータックの細身シルエットを選べば、腰位置が自然に見え、ジャケットを脱いでも清潔感を保てます。
タックイン・シャツインはジャケットとのコーデなら違和感が少ない

タックイン・シャツインコーデを探す▲
タックイン初心者や、ビジネスカジュアルで違和感を感じる人は、まずジャケットと組み合わせるシャツインがおすすめです。
ジャケットが腰回りをカバーし、シルエットを整えてくれるため、シャツインのラインが自然に馴染みます。特に着丈が短めで程よくフィットしたジャケットを選ぶと、胴長に見えず、脚長効果も期待できます。
逆に、着丈の長いジャケットや肩幅の合っていないものは、全体のバランスを崩してしまいます。シャツインを際立たせたいときほど、ジャケットのフィット感と丈感に注意しましょう。
スーツのように固くならず、かといってカジュアルすぎない。ビジネスにも対応できる“抜け感のある整え方”こそが、大人のタックインの正解です。
驚くほど決まる!専門店がおすすめするタックイン・シャツインコーデ5選
ここでは、タックイン・シャツインを自然に見せたい方に向けて、専門店がおすすめする実践コーディネートを紹介します。ビジネスでもスマートカジュアルでも通用する着こなしを厳選し、どのシーンでも恥ずかしく見えない自然なバランスを提案。年代問わず清潔感を引き出す、理想的なタックインスタイルを見つけてください。
清潔感×軽快さを両立したブルーデニムシャツのタックインスタイル
爽やかなブルーデニムシャツをすっきりとタックインしたビジネスカジュアルコーデ。ウエストラインを引き締める黒ベルトとネイビーパンツの組み合わせが、全体のバランスを整えています。ジャケットを脱いでも清潔感を保てるよう、シャツの着丈やフィット感にこだわった着こなし。自然なブラウジングでお腹周りの張りを抑え、スマートに見せる大人のシャツインスタイルです。
主な着用アイテム
引き締め効果抜群の黒デニムシャツでつくる精悍なタックインスタイル
落ち着いた印象を与えるブラックデニムシャツをタックインし、都会的で洗練された雰囲気に仕上げたコーディネート。濃色シャツとネイビーパンツを合わせることで縦のラインが強調され、脚長効果も抜群。ジャケットなしでも整って見えるポイントは、ウエスト周りをスリムに保つこと。スタイリッシュでありながらビジネスシーンにも対応する、大人のシャツインコーデです。
主な着用アイテム
白シャツ×グレージャケットで清潔感と柔らかさを両立
白シャツをベージュのチノパンにタックインし、グレージャケットで柔らかくまとめたビジネスカジュアルスタイル。明るいトーンで統一することで、堅苦しさのない上品な印象を演出。シャツインが自然に見えるポイントは、パンツのフィット感と軽やかなジャケットのバランス。清潔感とリラックス感を両立した、信頼感ある大人の通勤コーデです。
主な着用アイテム
ネイビーデニムジャケットと白シャツで魅せる好印象タックインスタイル
白シャツをベージュのパンツにタックインし、ネイビーのデニムテーラードジャケットで全体を引き締めた知的な印象のスタイル。ウエストラインを整える黒ベルトが、タックインのきちんと感をより際立たせています。シワのないシャツと軽やかな素材のジャケットが、清潔感と信頼感を両立。会食や商談にも対応できる、好印象なビジネスカジュアルコーデです。
主な着用アイテム
柄シャツ×ネイビージャケットで差をつける知的タックインコーデ
チェック柄シャツをベージュパンツにタックインし、ネイビージャケットで全体をスマートに引き締めたコーディネート。柄のあるトップスでも、シャツインでウエストラインを整えることで落ち着いた印象に。黒のレザーシューズとベルトが全体のバランスを安定させ、清潔感と知的さを両立。華やかさと信頼感を兼ね備えた大人のビズスタイルです。
主な着用アイテム
どのコーデも、シャツインの「きちんと感」と「自然な抜け感」を両立。あなたの印象をワンランク上げる、大人のためのタックイン・シャツインスタイルです。
タックイン・シャツインをかっこよく着こなすには準備が必要

タックイン・シャツインに合うアイテムを探す▲
タックイン(シャツイン)をかっこよく見せるためには、着こなしの前にまず「準備=アイテム選び」が欠かせません。スーツスタイルと違い、ビジネスカジュアルやスマートカジュアルでは「シャツ」「パンツ」「ベルト」のわずかな違いが印象を大きく左右します。
ここでは、シャツインスタイルを自然に見せ、ジャケットを脱いでも違和感のない着こなしを作るための3つの基本アイテム選びのポイントを紹介します。
1. タックインに合うシャツ選びのポイント

タックインに合うシャツの条件は、「着丈・生地感・フィット感」の3つで決まります。
まず着丈は、ベルトが完全に隠れる程度(ヒップ上部あたり)が理想。長すぎると腰回りにたるみが出てしまい、短すぎると動いたときに裾が出てしまいます。
次に生地感。カジュアルシャツでは、厚すぎるネル素材や硬いオックスフォードよりも、薄手でハリのあるブロード素材やストレッチ混生地が◎。インしたときの膨らみを抑え、シルエットを美しく見せてくれます。
そしてフィット感。肩幅はぴったり、身幅は指2本分のゆとりがベスト。細身すぎると張り付き、ゆるすぎると腰でダボつくため、体のラインを自然に拾うバランスを意識しましょう。
おすすめ素材:形態安定ストレッチ/クールマックス素材/シアサッカー生地
おすすめカラー:白・サックスブルー・ライトグレー(清潔感を保ちながら季節を問わず使える)
タックインにもタックアウトにも上手に着こなせるおすすめのシャツ
2. タックインに合うパンツ選びのポイント

パンツは、シャツインスタイルの印象を左右する最も重要なアイテム。スーツのように上下の一体感がないため、「腰位置」「股上」「シルエット」の3点を必ず意識しましょう。
まず腰位置は、ベルトのバックルがおへそより少し下に来る位置が理想。高すぎるとお腹が強調され、低すぎると足が短く見えてしまいます。
次に股上。深いパンツはウエストまわりがもたつくため、ミドル〜浅めの股上を選びましょう。太ももはややゆとりを持たせ、裾にかけて細くなるテーパードシルエットが◎です。
素材は、ストレッチ入りのスラックスやウールライク生地を選ぶと動きやすく、座ったときも型崩れしにくいです。色はネイビー・グレー・ベージュなどの中間色を選ぶと、シャツの色を引き立てつつ、腰回りのラインを自然に隠せます。
おすすめデザイン:ノータック・ワンタックテーパード・ドレスチノ
避けたいデザイン:ワイドパンツ・股上深めパンツ・ダメージデニム
タックインにおすすめのパンツ
3. タックインを引き締めるベルト選びのポイント

タックインではベルトが見えるため、「色」「素材」「バックルのデザイン」で印象を大きく変えます。
基本は、靴の色とベルトの色を合わせること。黒のレザーシューズなら黒ベルト、ブラウンのローファーなら同系色のブラウンベルトが鉄則です。
素材は、ツヤのある牛革よりもマットなスエードや編み込みレザーが今のトレンド。硬さが出にくく、ビジネスカジュアルにも馴染みます。
バックルは小さめで主張を抑えたものを。ゴールドや大型バックルはカジュアルすぎて悪目立ちするため、シルバー系のシンプルな金具が最適です。
また、体型が気になる方は、ベルトをやや細めにすることで腰回りのボリュームを抑え、視線を分散できます。
おすすめ素材:本革スエード・編み込みレザー・レザーメッシュ
おすすめカラー:ブラック・ダークブラウン・ネイビー
タックインにおすすめのベルト
知っていれば恥ずかしくならない!タックイン・シャツインコーデ例
ここでは、実際にどのようなコーデなら「ダサく見えないか」を紹介します。ポイントは、“整いすぎない自然なバランス”を作ること。ビジネスでも私服でも、ジャケットを脱いでも違和感のないタックインスタイルを目指しましょう。
ジャケットを羽織ったときにダサく見えないタックイン・シャツインコーデ
ジャケットスタイルがダサく見えにくい理由は、腰回りを自然に隠し、タックインで生まれる境界線を“構造的に”ぼかしてくれるからです。スーツのような上下の一体感をジャケットが再現し、腰位置やシルエットの違和感を消してくれるのです。
また、ジャケット以外で気を付けたいのがパンツの丈感。長すぎると足元が重くなり、せっかくのシャツインのバランスが崩れます。くるぶしの少し上に裾が来る長さを意識するだけで、全体が軽く見え、清潔感が際立ちます。
シャツの裾・腰・足元の3点でバランスを取る。それだけで、タックインが「恥ずかしい」から「品よく整って見える」に変わります。
ジャケットを脱いでも整う!長袖シャツのタックイン・シャツインコーデ
ジャケットを脱いでシャツ1枚になった瞬間、全体の印象は大きく変わります。スーツのような統一感がなくなるため、視線が腰回り・お腹まわり・背中に集中しやすくなり、ここで着崩れが起きると一気に“だらしない印象”になってしまいます。
まず意識したいのは、シャツのたるみを整えること。座ったり動いたあとにシャツの裾が浮いた場合は、立ち上がる前に手のひらを腰に軽く添えて、前後のブラウジングを均等に整えましょう。これだけで背中のシワやウエストのもたつきが消え、清潔感が保てます。
また、ジャケットを脱ぐと腰の位置が露出し、ベルトや股上の高さが強調されます。ここでのポイントは、ベルトラインを下げすぎないこと。おへそより指2本下あたりを基準にすると、脚が長く見え、自然なスタイルアップ効果が生まれます。
もうひとつ注意したいのが、背中と肩の張り。サイズの合っていないシャツを着ると、ジャケットを脱いだ瞬間に肩が浮き、背中にシワが出やすくなります。ストレッチ素材のスリムフィットシャツを選ぶことで、動いてもラインが崩れず、後ろ姿までスマートに見せることができます。
つまり、ジャケットを脱いだときに“恥ずかしくならない”シャツインとは、腰・背中・肩の3点を整えること。たったこれだけで、見た目に自信を持てる清潔感ある印象を保てます。
>夏に清潔感を出す!半袖シャツのタックイン・シャツインコーデ
夏の半袖シャツのタックインは、軽さと清潔感が魅力ですが、肌の露出バランスを誤ると不自然に見えがちです。腕や首元が見える分、服の構成がシンプルになり、少しのズレが全体の印象を左右します。
ポイントは、袖丈と身幅のバランス。袖は二の腕の中央ほど、身幅は軽く風が通る程度のゆとりを持たせると、リラックス感のある印象になります。
仕上げに腕時計やブレスレットをひとつだけ。露出の多い季節は、“見せる肌”と“締めるポイント”のバランスが大切です。軽やかさの中に品を感じる大人の夏コーデを目指しましょう。
自然でスマートに見せる!ポロシャツのタックイン・シャツインコーデ
ポロシャツは涼しく快適な反面、“インするとおじさんっぽく、出すとだらしない”という悩みが多いアイテムです。特に裾が長めのタイプはタックインのバランスが難しく、印象を左右します。
ポイントは、裾丈と重心の整え方。裾が短めのシャツ型ポロなら軽くインしてOK。腰位置が締まり、脚が長く見えます。反対に裾が長いタイプは、前だけ軽く入れる“フロントイン”にして、後ろを自然に出すとバランスが取りやすくなります。
また、袖リブで上半身にボリュームが出やすいため、パンツは細めのスラックスが正解。上の重さを下で引き締めることで、ポロシャツでもスマートに見せられます。
タックインをする際はすべて入れず、「軽く整える」感覚が大切。清潔感と抜け感を両立できれば、夏のビジネスカジュアルでも自然に映える大人のポロシャツスタイルが完成します。
シャツイン・タックインについてよくある疑問質問・Q&A
タックインやシャツインは、清潔感が出る一方で「どんな場面で正解なのか」「自分の体型でも似合うのか」など、意外と悩みの多い着こなしです。ここでは、日常やビジネスでよくある疑問にお答えします。失敗しやすいポイントや、印象を整えるコツも合わせてご紹介します。
Q. シャツインをするとお腹が目立ってしまいます。スッキリ見せる方法はありますか?
A. お腹まわりが気になる方は、まず“隠す”より“整える”意識を持つことが大切です。シャツをピンと張るようにインすると、かえってお腹が強調されてしまいます。腰回りに少しだけブラウジング(ゆとり)を作り、自然なたるみを出すと、お腹のラインが柔らかく見えてスッキリ整います。
また、股上がやや深めのパンツを選ぶと、シャツが安定して崩れにくく、お腹の膨らみもカバー可能。ベルト位置をおへそより少し下にすると、脚長効果も期待できます。全体を“縦長に見せる”ことで、体型を気にせず清潔感ある印象に仕上がります。
Q. 職場でジャケットを脱いだ時、シャツインが気恥ずかしく見えます。どう整えれば自然ですか?
A. ジャケットを脱ぐシーンでは、「ウエスト」「背中」「襟元」の3点を整えるのがポイントです。特に座った後や動いた後は、シャツの裾が少し浮いたり、背中側にシワが寄ったりしやすいので、立ち上がるタイミングで軽く整え直すだけで印象が大きく変わります。
また、シャツの素材は“張り”よりも“落ち感”があるものがベター。コットンブロードやストレッチ素材のシャツは、動きに合わせて自然に体に馴染みます。加えて、襟元をきれいに保つことで、全体の印象が引き締まり、ジャケットを脱いでも安心感のある見た目になります。
Q. カジュアルな場面でもタックインはありですか?浮かないコツがあれば知りたいです。
A. カジュアルシーンでも、タックインは十分におしゃれに見せることができます。ただし、“きっちりしすぎない”ことが大切です。Tシャツやオープンカラーシャツを選び、前だけ軽く入れる「フロントイン」でこなれ感を出しましょう。
ボトムスはワイドパンツやテーパードパンツのように、程よくリラックス感のあるものがおすすめ。靴はレザーサンダルやスニーカーなどでカジュアルダウンすると、休日らしい抜け感が加わります。全体に「余裕」を感じさせるタックインは、ラフな中にも品があり、大人の男性らしい印象に仕上がります。
Q. ポロシャツの裾は出すべきですか?それともタックインした方が良いですか?
A. 裾の長さとシルエットで判断するのが正解です。裾が短くストレートカットのポロシャツなら、軽くインすると腰のラインが整い、脚が長く見えます。一方、裾が長めで前後差のあるタイプは、出して着た方が自然に見えます。
タックインする場合は、前だけを浅めに入れる“ハーフタック”にすることで、カジュアルさと清潔感を両立できます。ポイントは、リブ袖の締まりと裾のゆとりを合わせること。全体の重心が安定し、ポロシャツでも大人っぽく上品な印象を演出できます。
Q. シャツインが似合う体型と、似合わせるためのコツはありますか?
A. 体型に関係なく、“重心を整える”ことで似合わせることができます。細身の方は、シャツを少しブラウジングして腰回りにボリュームを作ると、華奢さが和らぎバランスが取れます。反対に、がっしり体型やお腹が気になる方は、シャツをピタッと入れすぎず、裾をふんわりと入れて立体感を出すと、ラインが自然に整います。
さらに、パンツは股上深め・テーパード型を選ぶのがコツ。シャツが安定し、上半身とのバランスが良く見えます。タックインは“体型を隠す”ものではなく、“姿勢を整えて見せる”スタイル。清潔感を意識することで、どんな体型でも自信を持って楽しめます。
Q. ジャケットを脱ぐとシャツインがだらしなく見えます。ビジネスではどう整えればよいですか?
A. もっとも重要なのは、「腰・背中・襟元」の3点を整えることです。長時間座るとシャツが引っ張られて背中や腰回りにシワが寄りやすいため、立ち上がるたびに手のひらで軽く整える習慣をつけましょう。これだけで印象は大きく変わります。
また、腰位置を高く見せるパンツを選ぶのも効果的。股上が浅いパンツでは裾がずれやすく、タックインが崩れてしまいます。股上がやや深く、ウエストにフィットするパンツなら、ジャケットを脱いでも自然に整った印象を保てます。
加えて、シャツはストレッチ性のある素材を選ぶと、動きに合わせて形が戻りやすく、シワや浮きを防ぐことができます。
Q. オフィスカジュアルの日でもシャツはインした方がいいですか?
A. オフィスカジュアルでは、必ずしもフルタックインする必要はありません。重要なのは、「清潔感」と「バランス」です。ジャケットやカーディガンを羽織る場合は裾をすべてインするほうがスマートですが、ノージャケットなら前だけを軽くインする“フロントタックイン”でも十分きちんと見えます。
シャツの裾がまっすぐカットされているタイプはアウトでも整って見えるため、職場の雰囲気に合わせて調整しましょう。
ビジネスカジュアルでは「整っているように見える」ことが最も大切。完全に入れるか出すかよりも、全体の印象がスッキリしているかを基準に判断するのがおすすめです。
Q. スーツスタイルでタックインが不格好になる原因は?
A. スーツでタックインが決まらない理由の多くは、シャツの着丈とパンツのサイズ感です。着丈が長すぎると裾がパンツの中で余り、もたついた印象になります。目安としては、ベルト位置から約10cm下までが理想的な着丈。短すぎても裾が出やすいので注意しましょう。
さらに、パンツがゆるいとシャツが引き出されやすく、フィット感が損なわれます。ウエストにジャストで収まるサイズを選び、必要であればベルトでしっかり固定を。細部の安定感が、全体の清潔感につながります。
Q. 社内で“タックアウト”でも良いと言われました。実際どう見えるのでしょうか?
A. タックアウトは一見リラックスした印象を与えますが、ビジネスの場では「ゆるすぎる」と感じられるケースもあります。選ぶなら、裾が短めでまっすぐカットされたシャツを使うこと。背中まで覆うような長丈のシャツを出してしまうと、一気にだらしなく見えてしまいます。
また、素材感も重要。リネンやオックスフォードのような軽い生地なら自然に落ち感が出て、清潔感をキープできます。タックアウトを取り入れる場合は、「カジュアル寄りの金曜日」「社外に出ない日」などTPOを意識し、清潔感を損なわない範囲で楽しみましょう。
流行のカジュアルタックインに関するQ&A
最近は街中でも“前だけイン”や“ハーフタックイン”など、ラフに見せるタックインスタイルが注目されています。ここでは、カジュアルシーンでおしゃれに見せるコツを紹介します。
Q. カジュアルシーンでタックインをすると、どうしても気取って見えてしまいます。
A. 気取って見える原因は、“インしすぎ”と“合わせすぎ”です。カジュアルでは、すべての裾を入れるよりも、前だけ軽くインする“フロントタック”がおすすめ。これにより、腰位置が高く見えながらも抜け感をキープできます。
また、上下の色を少しずらすとバランスが自然に。白シャツにネイビーのパンツ、ベージュのトップスにブラウンのパンツなど、トーンの差を意識することで堅くなりすぎません。
足元はローファーやスニーカーなど、やや軽めの靴で“脱・ビジネス感”を出すとより自然にまとまります。
Q. Tシャツやオープンカラーシャツでもタックインしていいですか?
A. 問題ありません。むしろ最近のトレンドでは、「あえてカジュアルを整える」ためにTシャツのタックインが人気です。ただし、裾をすべて入れると学生っぽく見えるため、軽く入れて自然に整えるのがポイント。
特に夏は、ワイドパンツやスラックス風の軽素材パンツを合わせると、ゆるさの中に大人っぽさが出ます。Tシャツをインした際にウエストが強調されるため、ベルトやキーリングなどアクセントをひとつ加えるとバランスが整います。
Q. カジュアルタックインが似合わない体型がありますか?
A. 体型よりも、服の“重心”で見え方が変わります。背が低い人や華奢な方は、裾を少し深めに入れて脚長効果を出すのが◎。一方、がっしり体型の方は浅めにインしてブラウジングを多めにすると、肩幅と腰のバランスが自然に見えます。
大切なのは、“きっちりではなく、整っている”こと。カジュアルでは完璧さよりも自然さを意識することで、こなれた印象を作れます。
まとめ|タックイン・シャツインを自然に見せる大人の整え方

タックイン・シャツインコーデを探す▲
タックイン・シャツインは、単なる“きちんと見せる”ための着こなしではなく、シルエット・バランス・素材感で清潔感を作るテクニックです。特に30代・40代の男性にとっては、若作りではない「整った大人の印象」を与える大切なポイントになります。
スーツでは自然に見えるのに、ジャケパンや私服で違和感を覚える――その理由は、服のサイズ感やウエスト位置、素材の選び方にあります。この記事で紹介したように、“どこまで入れるか”と“どこで抜くか”のバランスを意識するだけで、タックインはぐっと今っぽく、そして自然に見せることができます。
ビジネスでもオフでも、清潔感を保ちながら快適に過ごすなら、まずはシャツ・パンツ・ベルトの整え方を見直してみてください。整って見える人は、服の着方が自然です。ぜひこの機会に、自分に合うタックインスタイルを見つけてみてください。