×
公開日: 2025年11月20日
パーカーの上に着るアウターでコーデを格上げ！失敗しない重ね着テクとメンズコーデ集
メンズのジップパーカーや黒アウターの上には何を着る？
パーカーの上に着るべき冬アウターと重ね着コーデ紹介
こんにちは！
MENZ-STYLEのメンズ研究所でバイヤー兼スタイリストを10年勤めるAKEです。
筆者
株式会社メンズスタイルMENZ-STYLE専属 バイヤー兼スタイリスト AKE
元アパレルショップ店員の経験を活かし、商品セレクトやお客様からのコーディネート相談を10年以上担当。
・年間500商品以上をセレクト
・年間15,000件を超えるコーディネートをスタイリング
冬もパーカーを取り入れたコーディネートを楽しみたいなら、アウターとの重ね着バランスが重要です。
特にフードが付いたパーカーは、アウターの選び方によっては首まわりがもたつき、野暮ったい印象になってしまうこともあります。
「せっかくお気に入りのアウターを羽織ったのに、なぜか全体がだらしなく見える」「インナーのパーカーが主張しすぎてバランスが崩れてしまった」
――そんな経験がある方は少なくありません。
フードと襟の相性やパーカーの素材感を意識するだけでも、重ね着の印象は大きく変わります。
では、パーカーと合わせてはいけない冬のアウターとは？どのようなものでしょうか？
2つあります。
1つ目はフード付きアウター。
なんとなくこれは想像がつきますよね。
実際のコーデ例も見てみましょう。
せっかくのお気に入りのアウターも、パーカーもつぶし合ってしまい、ダサく見えてしまいますよね。
2つ目は襟が高いアウターです。
実例を見てみましょう。
以下のコーデはパーカーの上にダウンジャケットを着ています。
これ、ダウンジャケットを合わせてはいけないのではなく、「襟の高いアウター」を合わせてはいけないのです。
理由は写真が伝えるように、フードがこじーんまりしちゃいますよね。
アウターの襟が高いことでフードがこじんまりしてしまい、ダサいパーカーコーデになってしまいます。
では、どのようなアウターをパーカーの上に冬は着るとおしゃれなコーデがつくれるのでしょうか？
チェスターコートです！！
理由は、
襟の高さがなく、アウターもパーカー（フード）も主役になり得る。
それでいて、アウターに襟の高さがないことですっきりとした首元を作り出し、大人のカジュアルコーデをつくりだすことができるからです。
冬はパーカーの上にチェスターコートを着ると、おしゃれなパーカーコーデを作り出せる
チェスターコートがパーカーとのコーデにおすすめと分かったけど、実際にコーディネートで組むと違うもの。
実際にコーデが組まれている写真があるとイメージしやすいですよね。
「チェスターコート×パーカー」のコーデのあるチェスターコートをここでは紹介しておきますね！写真をクリックしてみてください。
「チェスターコート×パーカー」のコーデのあるチェスターコート
この記事では、パーカーの上に着るアウターの選び方から、配色・素材・コーデのコツまで詳しく解説しています。
読んだあとすぐに実践できるような、シンプルかつ失敗しない冬コーデのポイントを身につけることができます。
重ね着に最適なおすすめパーカー
パーカーとの重ね着に最適なアウター
メンズにおすすめのパーカー×アウターにも使える
1,500円分のクーポン配布中！
↓↓↓バナーをクリック↓↓↓
■目次
フードと襟の相性が鍵！パーカーとアウターの重ね着NG例
冬の重ね着でパーカーを取り入れるときに、意外と見落とされがちなのが「フードとアウターの襟の相性」です。
首まわりがもたついていたり、フードが潰れていたりすると、それだけで全体の印象が野暮ったくなってしまいます。
ここでは、パーカーとアウターを合わせる際に起こりがちな失敗例と、すっきり見せるための組み合わせ方について解説します。
・襟が立つアウター×フード付きパーカーはNGな理由とは？
・フードが干渉して着崩れする「ダサ見えコーデ」を防ごう
・襟を寝かせて着られるアウターを選ぶのがスマートな正解
襟が立つアウター×フード付きパーカーはNGな理由とは？
寒さ対策として、パーカーの上からしっかりしたアウターを羽織る方は多く見られます。
ただ、襟が立つタイプのアウターとフード付きパーカーを重ねると、首まわりが厚くなりすぎてしまいます。
その結果、見た目のバランスが崩れて、全体がごちゃついた印象になります。
パーカーのフードは後ろにボリュームが出るため、アウターの襟がそれを押しつぶしてしまいます。
首が短く見えたり、肩まわりが大きく広がって見えたりすることで、スタイルも悪く感じられてしまいます。
冬用のダウンジャケットやスタンドカラーコートは首元の防寒性が高い一方で、パーカーとの重ね着では干渉が起きやすいです。
特に、ジップを閉めたときにフードがアウターの中に押し込まれていると、だらしない印象を与える原因になります。
フードが干渉して着崩れする「ダサ見えコーデ」を防ごう
パーカーの魅力は、フードがあることでカジュアルな雰囲気や奥行きを出せる点です。
しかし、そのフードが正しい位置に収まらないと、全体のシルエットが不自然になります。
例えば、アウターを羽織ったときにフードの一部が中に入り込んでいたり、左右に片寄っていたりすると、見た目に違和感が生まれます。
このような状態では、どれだけ他のアイテムを工夫してもまとまりがありません。
肩まわりがもたついていたり、後ろから見たときにフードが盛り上がっていたりすると、着こなしに清潔感がなくなってしまいます。
フード付きパーカーを活かしたいなら、フードが自然な形で出ているかを確認することが大切です。
特に厚手のパーカーを着る場合は、アウターとのバランスを慎重に選ぶ必要があります。
襟を寝かせて着られるアウターを選ぶのがスマートな正解
パーカーと重ね着する際に意識してほしいのは、アウターの襟の形です。
フードのあるパーカーに合うのは、襟が寝ているタイプのアウターです。
そうすることで、フードを外に自然に出すことができ、首まわりがすっきり見えます。
結果として、重ね着していても野暮ったくならず、清潔感のある印象になります。
具体的には、チェスターコートやステンカラーコートのようなアウターが合いやすいです。
襟の形が寝ていることでフードが干渉せず、バランス良く重ねることができます。
また、シャツジャケットのようなアウターも、襟が薄くて首まわりがもたつきにくいため、パーカーとの相性が良いです。
パーカーを着たときに「なんだか決まらない」と感じた場合、フードとアウターの襟の形を見直してみてください。
たったそれだけで、全体の見た目がすっきり整います。
冬におすすめ！パーカーの上に着るアウター5選
寒い季節もパーカーを主役にしたいときは、上から羽織るアウター選びが重要です。
どのアウターを合わせるかによって、カジュアルな印象にも落ち着いた印象にも変わります。
ここでは、パーカーと相性が良く、冬におすすめのアウターを5つご紹介します。
それぞれのアウターに合う着こなし例もあわせて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
・チェスターコート×パーカーで上品カジュアルに仕上げる
・ステンカラーコート×パーカーは落ち着いた抜け感が魅力
・シャツジャケット（CPO）×パーカーで休日スタイルに
・MA-1やブルゾン×パーカーで都会的なストリート感を演出
・テーラードジャケット×パーカーでオフィスにも対応可能
チェスターコート×パーカーで上品カジュアルに仕上げる
チェスターコートは、パーカーを大人っぽく見せたいときにぴったりのアウターです。
長めの丈とすっきりとした襟元のデザインが特徴で、フードのあるパーカーとも自然に馴染みます。
カジュアルな印象のパーカーも、チェスターコートを重ねることで落ち着いた印象になります。
特に白やグレーのパーカーを合わせると、暗くなりがちな冬のコーデに明るさを足すことができます。
パンツは細身のチノパンやスラックスを選ぶと、全体のバランスが整います。
足元はレザー調のブーツやスニーカーで品の良さを出すと、シーンを問わず使いやすい着こなしになります。
パーカーの上に着る冬のアウターとしてオススメのチェスターコート
ステンカラーコート×パーカーは落ち着いた抜け感が魅力
ステンカラーコートは、チェスターコートよりもややカジュアル寄りの印象になります。
襟の形が自然に寝ているため、パーカーのフードがきれいに収まりやすく、首まわりがもたつきません。
色はベージュやネイビーなどを選ぶと、柔らかさと大人っぽさが両立できます。
インナーに白やライトグレーのパーカーを重ねると、全体が明るく見えて清潔感が出ます。
ボトムスはデニムや細身のチノパンを合わせると、引き締まった印象になります。
通勤やちょっとした外出でも使いやすい組み合わせです。
パーカーの上に羽織る春秋アイテムとしてオススメのステンカラーコート
シャツジャケット（CPO）×パーカーで休日スタイルに
シャツジャケットは、パーカーと同じくらいカジュアルなアイテムなので、休日やリラックスしたシーンに最適です。
厚みのある素材やチェック柄を選ぶと、パーカーのカジュアル感とよく合います。
特に白パーカーとブルー系のCPOジャケットは、柔らかい印象を作りやすい組み合わせです。
ボトムスは細身の黒パンツにすると、上半身とのバランスが取りやすくなります。
スニーカーやチャッカブーツなど、ほどよく力を抜いた靴を合わせると、まとまりのあるコーデになります。
パーカーの上のアウターに休日やリラックスしたシーンに最適なシャツジャケットCPO
コーチジャケットやMA-1×パーカーで軽やかなストリートカジュアルに仕上げる
MA-1やナイロンブルゾンなどのショート丈アウターは、ストリート風のスタイルと相性が良いです。
ただし、パーカーと合わせるときは、首まわりがごちゃつかないように注意が必要です。
ボリュームの少ないパーカーや、フードが小さめのものを選ぶと、重ね着がきれいに見えます。
カラーは黒やカーキが定番ですが、明るいパーカーを合わせることで、全体に軽さが加わり、重たく見えがちな冬コーデに抜け感が生まれます。
上下のシルエットにメリハリをつけると、パーカーのカジュアルさが程よく引き立ちます。
色や形のバランスを意識すると、大人でも取り入れやすいストリートスタイルになります。
テーラードジャケット×パーカーでオフィスにも対応可能
パーカーをきれいめに見せたいときは、テーラードジャケットとの重ね着が効果的です。
襟付きのジャケットでも、Vゾーンが深めのデザインであればフードが干渉しにくく、きれいに収まります。
特に無地のプルオーバーパーカーと組み合わせると、ジャケットの印象を崩さずにカジュアルダウンできます。
下半身にはスリムなテーパードパンツを合わせると、全体がまとまりやすくなります。
このスタイルはオフィスカジュアルや打ち合わせなど、少しきちんと見せたい場面でも使えます。
パーカーを取り入れながらも、きちんと感を保ちたい人におすすめです。
カジュアル・きれいめ・ストリート別！パーカー×アウターの正解コーデ集
パーカーは組み合わせるアウター次第で、きれいめにもストリートにも、幅広いスタイルに対応できます。
ここでは、カジュアル・きれいめ・ストリート・アメカジ・シンプルと、テイスト別に分けたおすすめコーディネートをご紹介します。
それぞれの雰囲気に合ったパーカーとアウターの合わせ方を知ることで、着こなしの幅がぐっと広がります。
【きれいめ】チェスターコート×白パーカー×テーパードパンツ
【ストリート】コーチジャケット×ネイビーパーカー×チノパン
【カジュアル】CPOジャケット×白パーカー×デニム
【アメカジ】デニムジャケット×グレーパーカー×黒チノパン
【大人シンプル】キャメルコート×シンプルコーデの重ね着術
【きれいめ】チェスターコート×白パーカー×テーパードパンツ
白パーカーの明るさを活かしながら、チェスターコートを重ねることで落ち着きのある印象に仕上げています。
パンツはテーパードシルエットでまとめているため、全体に清潔感があり、好印象なスタイリングです。
かっちりしすぎず、抜けすぎないバランスが、日常使いにもぴったりです。
【ストリート】コーチジャケット×ネイビーパーカー×チノパン
深みのあるネイビーパーカーとベージュのコーチジャケットを組み合わせた、自然体のストリートスタイルです。
明暗のコントラストがはっきりしており、パーカーの存在感が程よく引き立ちます。
シンプルなチノパンを合わせることで、ラフすぎないまとまりのあるコーデに仕上がっています。
【カジュアル】CPOジャケット×白パーカー×デニム
白パーカーとデニムの定番カジュアルに、CPOジャケットを羽織ることで少しだけ変化をつけています。
チェック柄のアウターがアクセントになりながらも、全体の色使いは柔らかく、リラックス感があります。
気取らず着られる休日コーデとして、年代問わず取り入れやすい組み合わせです。
【アメカジ】デニムジャケット×グレーパーカー×黒チノパン
定番のグレーパーカーとデニムジャケットの組み合わせに、黒チノパンを合わせたアメカジスタイルです。
色のトーンを絞ることで子どもっぽさを抑え、大人でも着やすい印象にまとまっています。
デニムのラフさとパーカーの柔らかさが組み合わさり、ほどよく肩の力が抜けた着こなしです。
【大人シンプル】キャメルコート×シンプルコーデの重ね着術
キャメルのコートを主役に、全体の色数を抑えたシンプルなレイヤードスタイルです。
パーカーをインナーに使うことで硬すぎず、やさしさのある印象を加えています。
コートの上品さを活かしつつ、日常でも着やすい実用性の高いコーディネートです。
黒・白・グレーのパーカー別！冬のアウター配色と印象コントロール術
パーカーは色によって与える印象が大きく変わります。
特に黒・白・グレーは定番カラーでありながら、それぞれが全く異なる特徴を持っています。
どの色を選ぶか、どんな色のアウターと組み合わせるかによって、コーディネート全体の印象が変わってきます。
ここでは、パーカーの色ごとにおすすめのアウターの配色やバランスの取り方を解説します。
黒パーカーには明るめアウターで重さを中和しよう
白パーカーは濃色アウターと合わせて清潔感を演出
グレーパーカーは配色の“つなぎ役”として万能に使える
黒パーカーには明るめアウターで重さを中和しよう
黒のパーカーは引き締まった印象を与えやすく、男らしさを演出したいときに選ばれる定番カラーです。
ただし、黒の分量が多くなりすぎると、冬の装いとしては表情が暗く見えて、重たい印象になってしまうこともあります。
この場合は、ベージュやライトグレー、アイボリーなどの明るいアウターを合わせて、コーデ全体に抜けを作るとバランスが良くなります。
色の対比を活かすことで、黒パーカーの存在感を残しながら、暗くなりすぎない見た目に整えることができます。
白パーカーは濃色アウターと合わせて清潔感を演出
白のパーカーは、清潔感や明るさを加えたいときに便利なアイテムです。
冬のコーデはダークカラーが多くなりがちですが、白を差し込むだけで一気に印象が柔らかくなります。
その反面、上下ともに白や淡い色でまとめると、ぼんやりして見えることがあるため、アウターには濃いめの色を選ぶのが効果的です。
ネイビーやチャコールグレー、ブラックのアウターと合わせると、白パーカーの明るさが引き立ち、全体がすっきりまとまります。
グレーパーカーは配色の“つなぎ役”として万能に使える
グレーのパーカーは、黒と白の中間に位置する色であり、どんなアウターともなじみやすいのが特徴です。
コーディネートに迷ったときでも、グレーパーカーを取り入れると、色のバランスが整いやすくなります。
派手な色のアウターとも自然に合わせられますし、ベーシックなネイビーやブラックとも相性が良いため、着回しにも向いています。
全体のトーンをまとめる役割としても優秀で、派手さはないものの、安定感のあるコーディネートが完成します。
着膨れを防ぐ！パーカーを重ね着してもスマートに見せるコーデ術
パーカーは冬の定番アイテムですが、重ね着をするとシルエットが膨らみやすく、着こなしに悩む人も少なくありません。
ここでは、パーカーをアウターと組み合わせても野暮ったく見えないようにするためのコツを紹介します。
サイズ選びやインナーの調整、ボトムスとのバランスなど、ちょっとした工夫で印象は大きく変わります。
パーカーを使った冬のコーディネートをすっきり見せたい方は、以下のポイントをチェックしてみてください。
パーカーの厚みに合うアウターサイズを選ぶのが鉄則
フードの立体感が崩れないインナー調整テクニック
ボトムスは細身シルエットを選んで「Iライン」or「Yライン」に
パーカーの素材で重ね着に立体感を出す
パーカーの厚みに合うアウターサイズを選ぶのが鉄則
冬はどうしても重ね着が多くなりますが、パーカーの上からアウターを羽織るときにサイズ感を間違えると、窮屈に見えたり、逆にだらしなく見えたりします。
パーカーが厚手の場合は、それを見越して少しゆとりのあるアウターを選ぶと、シルエットがきれいに整います。
反対に、薄手のパーカーにオーバーサイズのアウターを合わせると、中がスカスカに見えてバランスが悪くなるので注意が必要です。
試着の際には、実際にパーカーを着た状態でアウターのサイズ感を確かめるのが理想です。
フードの立体感が崩れないインナー調整テクニック
パーカーのフードは、後ろ姿や横から見たときに印象を整えてくれる大事な要素です。
ただ、フードがうまく立ち上がらないと、だらしなく見えてしまうことがあります。
これはインナーの厚みや素材の重なりによってフードの形が押しつぶされていることが原因です。
左はフードが自然に立ち、首まわりがすっきりと見えています。
右のようにフードが左右に広がった状態では、後ろ姿にも影響が出てしまい、全体がもたついて見えます。
フードの形を整えるには、パーカーの着方を少し工夫するだけでも効果があります。
フードを持ち上げて形を整えながら着ることで、首まわりがすっきり見えるだけでなく、アウターと合わせたときの収まりも良くなります。
インナーには、フードの邪魔をしない薄手のカットソーやシャツなどを選ぶと、より自然なシルエットになります。
ボトムスは細身シルエットを選んで「Iライン」or「Yライン」に
縦にまっすぐ落ちるラインが「Iライン」、上半身にボリュームがあり下半身を細くまとめた形が「Yライン」です。
パーカーの重ね着では、このどちらかのシルエットを意識すると、着膨れを防ぎながらバランスの取れた着こなしになります。
上半身にボリュームが出やすいパーカーの重ね着では、下半身のシルエットをすっきりさせることが重要です。
細身のパンツを選ぶことで、上半身の厚みとのバランスが取りやすくなり、縦のラインが強調されてスマートに見えます。
細めのスキニーパンツやテーパードパンツなどを合わせれば、自然と「Iライン」や「Yライン」に近いシルエットになり、着膨れを感じさせません。
また、足元にボリュームを持たせない靴を選ぶと、全体が軽やかにまとまります。
パーカーの素材で重ね着に立体感を出す
重ね着で着膨れを防ぐには、色だけでなく素材の組み合わせにも注目する必要があります。
同じ色味でも、すべてのアイテムがフラットな素材だと立体感が出にくく、全体がのっぺりして見えることがあります。
そんなときは、パーカーの素材で変化をつけるのが効果的です。
たとえば、ざっくり編まれたニット素材は厚みがありながらも縦の凹凸があるため、着たときの印象が重たくなりすぎません。
起毛素材は表面にやわらかい起伏があり、見た目にも温かみを感じさせます。
ボア素材は保温性に優れていますが、アイテムの組み合わせ次第では着膨れして見えることもあるため、アウターはすっきりとしたものを選ぶのがポイントです。
異なる素材を重ねることで、単調になりがちな冬のスタイルにも自然な奥行きが生まれます。
見た目の変化がつくだけでなく、重ね着のシルエットをスマートに見せる効果も期待できます。
【Q&A】パーカーとアウターの重ね着でよくある質問
寒い季節になると「パーカーとアウターの重ね着はどう合わせればいいのか」と悩む人が増えてきます。
見た目のバランスや色合わせ、アイテム同士の相性など、ちょっとした違いで印象が大きく変わるため、疑問を持つのは自然なことです。
ここでは、読者から特に多く寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。
これから重ね着を取り入れたい方や、すでに試しているけれどしっくりこない方にも役立つ内容です。
以下の質問を参考に、冬のおしゃれをもっと楽しんでみてください。
Q. パーカーをアウターとして使うのはアリですか？
Q. オーバーサイズのパーカーを重ね着するのはやめたほうが良いですか？
Q. フードが無いパーカーでも重ね着コーデは成立しますか？
Q. 重ね着コーデで見た目の「重さ」が気になるときの対処法は？
Q. パーカー×アウターのコーデにアクセサリーは必要ですか？
Q. ジップアップとプルオーバーのパーカー、重ね着に向いているのはどちらですか？
Q. パーカーをアウターとして使うのはアリですか？
A. 冬場は防寒性の面で不十分なことが多く、パーカー単体では寒さに対応できません。
ただし、ボアや中綿入りなど、しっかりと厚みのあるタイプであれば、短時間の外出や室内ではアウター代わりにもなります。
本格的な防寒が必要な時期には、パーカーの上にアウターを重ねるスタイルが現実的です。
Q. オーバーサイズのパーカーを重ね着するのはやめたほうが良いですか？
A. やめる必要はありませんが、全体のバランスに注意が必要です。
オーバーサイズのパーカーは存在感があるため、アウターもそれに見合ったサイズ感が必要になります。
また、ゆるさを活かすために、ボトムスは細身にして「上下のシルエット差」で調整すると、野暮ったく見えにくくなります。
Q. フードが無いパーカーでも重ね着コーデは成立しますか？
A. 成立します。
クルーネックタイプやスタンドカラーのパーカーであっても、素材や色に気を配れば十分に重ね着コーデは可能です。
ただし、フードが無いぶん首元がシンプルになりやすいため、マフラーやネックウォーマーなどの小物を足すと、冬らしい着こなしになります。
Q. 重ね着コーデで見た目の「重さ」が気になるときの対処法は？
A. 色数と明るさのバランスを見直すのが有効です。
暗い色ばかりで上下をまとめると、視覚的に重たく感じやすくなります。
そんなときは、どこかに白やベージュといった明るい色を差し込むだけで、抜け感が生まれます。
また、足元を軽やかに見せるスニーカーを選ぶことでも、全体の印象が軽くなります。
Q. パーカー×アウターのコーデにアクセサリーは必要ですか？
A. 必須ではありませんが、シンプルなコーデほどアクセサリーが映えます。
時計やブレスレット、キャップなどの小物を取り入れることで、パーカーのカジュアルさを引き締めたり、季節感を加えることができます。
過度な装飾は不要ですが、1点足すだけで印象が大きく変わることもあるため、取り入れてみる価値はあります。
Q. ジップアップとプルオーバーのパーカー、重ね着に向いているのはどちらですか？
A. プルオーバーパーカーの方が重ね着には向いています。
理由はシルエットにあります。ジップアップパーカーは前開きで着られるため便利ではありますが、インナーが見えやすく、レイヤード次第で雑多な印象になることがあります。特に、フードまわりが崩れやすく、アウターとの相性が難しくなる場合もあります。
一方、プルオーバーパーカーはフロントにジップが無いぶんシンプルで、アウターの下に着たときもラインが整いやすいです。特にフードの立ち上がりが自然で、襟付きアウターとの干渉も起きにくいため、すっきりとしたレイヤードが作りやすくなります。
メンズプルオーバーパーカーコーデでオシャレを楽しむと着こなし【人気ブランド10選】何と合わせる？プルオーバーパーカーのコーデや着こなし。 プルオーバーパーカーの下に着るもの(インナー)のおすすめ！
【メンズ】ジップパーカーがダサい理由と解決方法！ジップパーカーってダサいの？その理由と解決方法を解説！
重ね着で見た目を整えたい場合は、プルオーバーパーカーを中心に選ぶのがおすすめです。シーンや使いやすさに応じて、ジップアップと使い分けるのも良いでしょう
メンズのパーカーに合うアウターとは？おすすめとコーデ紹介メンズのジップパーカーや黒パーカーの上には何を着る？ パーカーに合うアウターと重ね着コーデ紹介！
【まとめ】パーカーの上に着るアウター選びで失敗しないコツ
パーカーに合わせるアウターを選ぶときは、フードと襟の相性と全体のシルエットバランスが重要です。
チェスターコートやステンカラーコートのように襟が寝ているアウターは、パーカーのフードと干渉せず、きれいに重ね着できます。
一方で、MA-1やコーチジャケットなどのショート丈アウターは、パーカーとの丈感が近いため、下半身に細身のパンツを合わせてバランスを取るとスッキリ見えます。
また、色合わせも印象を左右します。
黒パーカーには明るめのアウター、白パーカーには濃色アウターを合わせるとコーデに立体感が出ます。
グレーパーカーはどんな色とも馴染みやすく、冬コーデの“つなぎ役”として便利です。
パーカーとアウターの重ね着は、選び方のコツさえ押さえれば誰でもすぐにおしゃれな印象を作れます。
この記事を参考に、寒い季節の着こなしをアップデートしてみてください。
