2023年11月01日
【Lesson9-10】マフラー・ストールのコーデが難しい理由とは?OK・NG例
マフラーやストールをコーデに上手く取り入れるポイントについて勉強しましょう。
顔周りを覆うのでどうしても目立つアイテムのマフラー・ストールはどのようにコーディネートに取り入れればいいのでしょうか?
コートや中綿ジャケット(ダウンジャケット)などのアウターで上半身にボリュームが出やすい秋冬のメンズファッション。
防寒目的以外でマフラー・ストールを取り入れておしゃれメンズに変身です♪
マフラー(muffler)とは首の周囲に巻く防寒具の一種で、その多くがウールや綿(コットン)、アクリル等で作られています。長方形で100~150センチ程のサイズが一般的です。
首元を覆うため暖かく、キレイめからカジュアルまで幅広いファッションに適応するため人気のアイテムです。
ストール(stole)は肩にかける衣類の一種で、元々はスーツやドレスの上からかける婦人用の肩掛けでした。主に正方形の形をしています。
マフラーは「襟巻き」、ストールは「肩掛け」という定義のためそれぞれが長方形・正方形をしていましたが、現在は男性・女性ともにストールを防寒用として使用する事が増えマフラーとストールの防寒用としての区別が無くなりつつある事もあり長方形のストールも多く発売されています。
マフラーやウール・アクリル素材等のストールは主に冬に使用しますが生地が薄くふわふわとしたストールはオールシーズン使用でき、コーディネートのアクセントになります。
前回の授業で習ったアクセサリーと同様、マフラー・ストールもコーディネートの印象を変えてくれる役割があります。
コーディネートへの取り入れ方は基本的にはアクセサリーと同じですが、違う事と言えば顔周りを覆うのでどうしても目立つアイテムだということ。
また、マフラーはオシャレというより防寒対策の要素が強いので男性だと持っていても1~2本で、コーディネートに合わせて選ぶ事は少ないですよね。
●前回の【アクセサリーの授業】を受講する
女の子はストールやスカーフを使う事もあるからコーディネートに合わせて選ぶ事もあるけど男性はなかなか難しいですよね。
マフラーは防寒のために巻くだけ、ストールやスカーフは特別おしゃれな人が使っているイメージ、っていう人が多そうですよね。
女性もそうだけど、男性は特に直面しそうな問題ですね。
実際に、こんなアンケート結果が出ています。
コーディネートが難しそうなアイテムに
マフラー・ストールを選んだ人は
こんな回答をしています。
A.某芸能人になっちゃいそう。
A.へたしたらイヤらしい印象になる。女性より男性のストールの方がかなりハードルが高いと思います!
A.シュッとしてる人が似合う気がするためです。
A.無難じゃない感じがします。
A.小物もどんなスタイルにも合うものってなかなか無いと思う。
その他
今回の授業ではマフラーとストールそれぞれご紹介したいんだけどウールやアクリルで作られたストールは主にマフラーと同じ使い方をするので、ここでの“マフラー”は本来のマフラーとウールやアクリル製のストール、とさせてね。
はい、りい先生♪
マフラーをコーデに取り入れるには
マフラーを探す▲
まずはマフラー(ウールやアクリル製のストール含む)から勉強していきましょう。
さっきもお話ししたように、マフラーのコーディネートへの取り入れ方も基本的にはアクセサリーと同じ。
ただ、顔回りを覆うのでどうしても目立ってしまうため洋服の色やテイストに合わせて選ぶのがベストです。
そう考えると、コーディネートに使いやすいマフラーの色は黒、グレーなどの落ち着いた色です。
色の合わせ方については「【Lesson2】基本の色と組み合わせ」や「【Lesson7】色の上手な使い方」で勉強しましたね。
また、洋服が無地ばかりであれば落ち着いた色の柄物も。チェック柄やストライプ柄がおすすめです。
洋服が明るい色であれば落ち着いた色のワインレッドなども大人っぽくて素敵ですよ。
マフラーをたくさん持っていない、と考えるとどんなコーデにも合わせやすいカラーや、普段の洋服が無地ばかりなら柄物も使えるってことですね!
その通り!マフラーで大切なのは、【巻き方ひとつで雰囲気や印象も変わってくる】ということ。
同じようにマフラーを使っているのにあの人なぜかオシャレだなぁ・・・と思った事はない??
マフラーの巻き方を変えるだけでコーデのバリエーションも増える
マフラーの巻き方を教わる▲
3つとも同じマフラーとニットセーターを使って撮影しているのに巻き方が違うだけで何だか印象も違いますよね。
本当だ!逆シングル巻きやニューヨーク巻きはスーツとか制服にも合いそうですね!
ひと結びはカジュアルとか可愛い系の着こなしに合いそう!
難しそうに見える巻き方もコツを掴めば簡単に巻けるようになるので、コーディネートのイメージに合わせてマフラーの巻き方を変えるだけでなくお仕事とプライベートで巻き方を変えてもいいですね!
もしマフラーを1枚しか持っていなくても、これでコーディネートに合わせて印象を変えられますね!
マフラーの巻き方についてもっと詳しく知りたい方はこの記事も参考にしてみてください♪
【マフラー・ストールの巻き方とメンズコーデ例】を見る
ストールをコーデに取り入れるには
ストールを探す▲
次はストールについて勉強していきましょう。
ここで言うストールはマフラーのような防寒具としてのアイテムではなく、生地が薄くふわふわとした、アクセサリーのようなものね。
問題はこっちですよね・・・
女の子でもストールって難しいです。
マフラーと同様に顔回りを覆うアイテムだからどうしても目立つものね。
マフラーと違って“仕方なく巻いている”ではなく“あえて巻いている”になるものね。
かなりのおしゃれ上級者アイテムです。
そんなおしゃれ上級者アイテム、僕にはまだまだ難しいです・・・!!
大丈夫よ、ともやくん!
このコーディネート写真を見てね!
基本アイテムのテーラードジャケット、ホワイト(白)カットソー、デニムのコーディネートにストールをプラスしました。
ジャケットを羽織った定番の大人コーディネートもストール効果でより大人っぽくなりますよね。
ストールを巻いただけなのに!
あんなに難しいと思ってたけど、コーディネートも自然ですね!
イヤらしい感じになっていないのがすごい!どうしてこんなに自然なんですか??
その理由はストールの色とデザインにあります。
実はストールもマフラーと同様に、コーディネートに使いやすいのは黒やグレーなど落ち着いた色。
春夏にはリネン(麻)など涼しげな素材を選んだり、少し明るめの色を選ぶと華やかさが出て良いですね。
柄は無地が使いやすいですが、さり気ないチェック柄なんかも良いんじゃないでしょうか。
巻き方で印象が変わるところもマフラーと同じです。
巻き方もマフラーの巻き方と同じで大丈夫ですよ♪
コーディネートが難しいと思っていたストールはマフラーと同じように取り入れればいいので実は意外と難しくないアイテムなんです!
さっきのコーディネートに合わせていたストールはジャケット以外にも使えますよ。
ストールってこんなにいろんなコーディネートに使えるんだ!
パーカーもデニムシャツもカーディガンも全部基本アイテムだし、さらっと巻くだけで格好いいなんてさっそく挑戦してみたいです!
ただ一つ、基本アイテムとのコーディネートで気を付けたいのはパーカーと合わせた時ね。
どうしても首回りがモコモコしやすいので、フード付きのパーカーは写真のようにフードの中にストールを、もしくはプルオーバータイプのフードがないパーカーを選びましょう。
これは女の子にもきっと役立つ情報ですね!
私もストールに挑戦したくなっちゃいました♪
・マフラー・ストールにはコーディネートの印象を変えてくれる役割がある
・巻き方ひとつで雰囲気や印象が変わる
・コーディネートに使いやすいのは黒やグレーなど落ち着いた色
・基本アイテムとの相性も◎
この4点がマフラー・ストールをコーディネートに取り入れる際のポイントです♪覚えておいてくださいね♪♪
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【Lesson10-1】コーディネートのバランスがなぜ大切なのか