公開日: 2025年10月07日

メンズのシャツインはなぜダサい？理由と解決策

メンズのシャツインはなぜダサい？理由と解決策
かっこよく決まるシャツインコーデ▲

この記事を最後まで読むと…: メンズのシャツインはなぜダサい？理由と解決策がわかる; ダサく見えないシャツインコーデがわかる

シャツをパンツにインすると、清潔感やきちんとした印象が出て大人っぽく見える——そんなふうに思っている人も多いのではないでしょうか。ところが、いざ自分がやってみると「なんかダサい」「思ってたのと違う」と感じてしまうこと、ありませんか？

実はその違和感、ほんの少しの“ズレ”や“思い込み”が原因になっていることが多いんです。たとえば、「シャツインしたらむしろ体型が目立ってしまった」「清潔感を意識したつもりが、学生時代の制服みたいと言われた」「ジャケットを脱いだら、急に野暮ったく見えてしまった」など——思い当たる節はないでしょうか？

この記事では、そんな“シャツインがどこかダサく見えてしまう”理由を5つの視点から解説します。なぜそう見えるのか、どこで印象がズレてしまうのか、そしてどうすれば自然に見えるのか。理論だけでなく、今すぐ取り入れられるコーディネート例も交えて、わかりやすく紹介していきます。

たとえば、「シャツインをする日は、パンツの股上やウエスト位置をいつもより意識してみる」「ベルトではなく靴や腕時計で“きちんと感”を出す」「ジャケットを脱ぐことを前提に、シャツの着丈や素材を選ぶ」など、今日からできる工夫ばかりです。

結論として言えるのは、「シャツインがダサい」のではなく、「合っていないシャツイン」がダサく見えるということ。服そのものではなく、“その人に合ったやり方”を知ることが、垢抜けへの第一歩です。

「なんかうまく決まらない」と悩んだ経験がある方は、きっとこの記事でその理由にハッとするはず。今よりもっと自然に、自分らしくシャツインを楽しむために——ぜひ最後まで読んでみてください。

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■目次

メンズのシャツインはなぜダサい？理由と解説
シャツインスタイルをダサく見せない！シャツコーデ例

長袖シャツのシャツインコーデ例
半袖シャツのシャツインコーデ例
ジャケットと合わせたシャツインコーデ例

メンズのシャツインはなぜダサい？理由と解決策まとめとその他のおすすめアイテム・コーデ

監修者

株式会社メンズスタイル社長宇賀神政人（うがじんまさと）

2006年9月、25歳でメンズファッション通販「MENZ-STYLE（メンズスタイル）」を1人で立ち上げる。「3年後もかっこいい服のみ扱う」というコンセプトを掲げ、流行ファッションよりも3年後にも「その服、かっこいいですね！」とまわりから言われるお客様が多くなることでリピーターが1人、また1人と増えて、法人化。2025年で経営18年目の40代社長。

メンズのシャツインはなぜダサい？理由と解説

シャツインは本来、清潔感や大人っぽさを演出できる着こなしのひとつ。ところが、いざ自分がやってみると「なんか垢抜けない」「逆にダサくなった気がする」と感じることはありませんか？

特に40代以上の男性にとっては、体型や昔の感覚、TPOへの対応など、気づかないうちに“ズレ”が積み重なり、シャツインがうまく決まらない原因になっていることがあります。

この記事では、「頑張って整えたのに、なぜか決まらない…」と感じてしまう理由を5つの視点から解き明かし、見た目も気持ちも自然に整うシャツインのヒントをお届けします。

１．きちんと感を出すためのシャツインなのに野暮ったさを感じてしまう

シャツをパンツにインすれば、清潔感が出て大人っぽく見える——そんな期待とは裏腹に、鏡に映る自分にどこか“野暮ったさ”を感じてしまう。そんな経験、ないでしょうか？

原因のひとつは、シルエットのバランスの悪さです。シャツの着丈が長すぎたり、身幅が余ってダボついていたり、パンツの腰位置が低かったり。これらが重なるとウエストまわりがもたついて、体全体がずんぐりと見えてしまいます。加えて、素材感や色使いに立体感がないと、「服に気を使っていない人」や「なんとなく生活感がにじんでる人」といった印象になりがちです。

「せっかくきちんと整えたのに、垢抜けない」と感じてしまうのは、そうした“ちょっとしたズレ”が積み重なってしまっているからなんです。

ちなみに若い世代の間でも、シャツインはここ数年で再注目されています。ただし、着こなし方はまったく別物。着丈が短めのシャツをゆるめのタックパンツに軽くインしたり、靴や小物で抜け感を出したりと、あくまで“こなれて見えるバランス”を意識して取り入れています。

一方で、40代以上の男性が同じようにシャツインをしても、つい昔のビジネススタイルの延長のような組み合わせになりがちです。たとえば、ノープリーツの細身パンツにパリッとした白シャツ、黒の光沢のないベルト。これが揃うと、一気に“あの頃のまま”な印象に見えてしまう。「ちょっと古いかも」「アップデートしてないな」という印象を与えてしまう原因です。

【解決策】
今どきのシャツインをきれいに決めたいなら、シャツ・パンツ・靴、そして髪型まで含めて、全体のバランスを“今の空気感”に合わせてアップデートする必要があります。中途半端に一部だけ変えても、結局は“ズレ”が目立つだけなので、思い切って一式整えるのがベストです。

ただ、そこまで一気に変えるのが難しいと感じる人は、大人の男性らしく“ジャケパン風”に仕上げるのが正解。具体的には、程よくハリのあるシャツにタック入りのスラックスを合わせ、足元はローファーかレザーシューズ。そこに軽くジャケットを羽織るだけで、シャツインが「なんかダサい」から「落ち着いて見える」に変わります。

無理に若作りせず、年齢に合ったシャツインの形を選ぶことが、結果的に一番“垢抜けて見える”近道です。

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２．清潔感を意識したのに、なぜか「生真面目すぎる」「学生っぽい」と思われてしまう

「清潔感を大事にしたい」「だらしなく見られたくない」——そんな前向きな気持ちで、白シャツに黒スラックス、シンプルなベルトを選んでいる男性は少なくありません。でも実際は、「ちょっと真面目すぎるよね」「なんか学生みたい」と見られてしまうこともあります。

この“生真面目すぎる”と“学生っぽい”は、どちらも悪いことではありませんが、ファッションの文脈では「垢抜けていない」「余裕がない」「一昔前っぽい」という印象につながりやすいのが難しいところです。

たとえば、シャツインしたスタイルに学生時代に履いていたような薄い革靴や、どこか運動靴っぽいスニーカーを合わせてしまうと、どうしても「高校の制服っぽい」見え方になってしまいます。さらに、シャツやパンツの素材が安っぽかったり、体型に合っていなかったりすると、その“学生感”はますます強まります。

特に40代以上の男性の場合、「昔、職場で褒められたから」「無難だから」といった理由で、何年も同じような服装を続けてしまっていることも。その結果、「ちゃんと整えているのに、垢抜けて見えない」「一生懸命なのは伝わるけど、オシャレではない」というギャップが生まれてしまうのです。

そしてもう一つの落とし穴は、“清潔感の思い違い”。例えば「白くてシワがなくて、きっちりしていれば清潔に見える」という考え方は間違いではありませんが、それだけでは今の時代には通用しにくいのも事実。現代の清潔感は、「余裕」「こなれ感」「自然体」といった“柔らかさ”を含んでいて、ガチガチにきっちりさせすぎると、かえって堅苦しく・地味に見えてしまうことがあるんです。

【解決策】
“きれいに整える＝全部きちっとする”と思いがちな方こそ、どこかに「カジュアルな抜け」を入れるのがポイントです。たとえば、シャツは真っ白ではなくくすみブルーやライトグレーなど少し色味を加え、パンツはタック入りやテーパードで今っぽい立体感を出すだけでグッと垢抜けます。

靴も、学生感のある安価な革靴ではなく、落ち着いた質感のレザーローファーや大人向けのスニーカーに変えるだけで印象が大きく変わります。シャツインをするならなおさら、足元まで含めた“全体のバランス”で大人っぽさを出す意識が必要です。

「ちゃんとしているのに、なぜか学生っぽい」「一生懸命感が伝わるけど、こなれてない」——そんな悩みから抜け出すには、整えすぎない勇気と、抜け感を“味方にする発想”がカギになります。

３．お腹が出ていると、シャツインがますますダサく感じてしまう

「ちゃんとして見せたいから」「少しかしこまった場だから」と、シャツをパンツにインしたものの、なんだか自分の体型がやけに目立っている気がする——そんな違和感を抱いたことはありませんか？

シャツインは、お腹まわりやウエストラインを隠すことができないどころか、むしろそこを目立たせてしまいやすい着こなしです。特にお腹が出ている場合、シャツが前に引っ張られてピンと張り、おなかの丸みが強調されてしまいます。さらにベルトが食い込むと、その境目に視線が集中しやすく、「頑張ってるけどちょっと無理してる感」が出てしまいがちです。

そしてもうひとつ意外と見落とされがちなのが、後ろ姿の“お尻”問題。お腹が出ている人は同時にお尻も大きくなっていることが多く、シャツインすることでヒップラインがくっきりと出てしまい、「なんだか体のラインが全部出てしまって恥ずかしい」と感じる原因になります。たるみのあるシャツや薄手の素材をインしてしまうと、その輪郭をさらに強調してしまうので注意が必要です。

こうした悩みが出やすいのは、たとえば「子どもの学校行事」「義実家での食事会」「落ち着いたレストランでの外食」など、スーツを着るほどではないけれど、それなりに“ちゃんと見せたい”場面です。「シャツイン＝きちんとして見える」という発想で臨む男性も多いのですが、体型の変化に合わせて服の選び方を更新していないと、気持ちは真面目でも、見た目がちぐはぐになってしまうんです。

【解決策】
まず大前提として、シャツインをしないといけない場面は意外と少ないということを知っておくとラクになります。インしなくても問題ないシーンなら、そもそもシャツアウトで“バランスよく見せる”方向に切り替えるのも立派な選択肢です。

たとえば、ヒップが隠れるくらいの長さのシャツに、ややゆとりのあるタック入りパンツを合わせて、ジャケットやカーディガンを羽織るだけでも、体型を自然にカバーできます。シャツの前だけ軽くインする「フロントイン」なら、無理なくメリハリをつけることも可能です。

さらに、「お腹が目立つ＝太って見える」と思われがちですが、アイテムの選び方次第では“恰幅が良い”“落ち着いた雰囲気”に見せることもできます。厚みのある生地感のシャツ、体から少し浮くくらいのサイズ、自然なドレープのあるスラックスなどを選ぶことで、“体型に合わせた大人の余裕”を演出することができます。

つまり、“隠す”というよりも“整える”意識が大切。シャツインがどうしても気になるなら、そもそもインしなくてもいい服の選び方に切り替えてしまうほうが、結果的にスマートで好印象に見えるんです。

４．スーツやジャケパンのシャツインはジャケットを脱ぐと一気にダサく見えてしまう

スーツやジャケパンスタイルでは、シャツインはきちんと見せるための基本の着こなし。でも、ジャケットを脱いだ瞬間——「あれ？なんかダサいかも？」と感じたこと、ありませんか？

原因は意外とシンプルで、ジャケットありきで成立していたコーディネートが、ジャケットを脱ぐことでバランスを失ってしまうから。シャツとパンツだけの状態になると、ウエスト周りのシワやシャツのたるみ、ベルトの主張が一気に目立ちます。特にシャツの裾がパンツの中でモコついたり、前後で浮いたりしていると、それだけで「整っていない」印象を与えてしまうんです。

これは特にデスクワーク中心のビジネスマンに多く起こる現象です。長時間座っていると、シャツが腰のあたりでクシャッとたるんできたり、背中側が浮いたり、裾がパンツから少しずつずれてしまったり。ジャケットを着ていれば見えないので、つい油断してしまいがちですが、立ち上がって人と話すときや外出時にはその崩れが丸見えに。

しかも、ベルトがやたらと目立ってしまうと、必要以上にお腹まわりに視線が集まってしまい、「シャツイン＝おじさんぽい」「なんか頑張ってる感がある」ように見えることもあります。“シャツインしてるのに、なぜかだらしなく見える”という逆転現象は、こういった“脱ジャケット後のギャップ”が大きな原因です。

【解決策】
まず大前提として、座ったり動いたりすれば、シャツインは多少崩れてしまうものと理解しておくことが大切です。特に、社内プレゼンや来客対応など、立ち姿を人に見せるような場面がある日は、席を立つ前に“整え直す”習慣を持つことが見た目の印象に大きく影響します。椅子から立ったタイミングで、さりげなくシャツのたるみやベルトの位置をチェックするだけでも、だらしなさはかなり防げます。

また、そもそも崩れにくい装備を整えるのも効果的です。たとえば、ウエスト位置がしっかりフィットするパンツ（股上深め、サイドゴム仕様など）を選ぶことで、シャツのズレが最小限になります。さらに、シャツの裾がパンツの中でずれないように留める「シャツズレストッパーゴム」や「シャツガーター」といった補助アイテムを使えば、長時間のデスクワークでも見た目が安定します。

「シャツインは整える前提」「脱いでも決まるコーデを意識する」。この2つを押さえておくだけで、“ジャケットを脱いだ瞬間のがっかり感”を回避できて、見た目の信頼感がしっかり保てるようになります。ビジネスの場でも自信を持って動ける着こなしを目指しましょう。

５．女性のシャツインはおしゃれなのに、なぜ男性は気取って見えるのか？

女性のシャツインって、こなれて見えるし、おしゃれな人がやってるイメージ、ありますよね。でも、いざ自分がやってみると「なんか気取ってるように見える」「頑張ってる感が出てしまう」と感じたことはありませんか？それ、実は男性ならではの“構造的な理由”があるんです。

まず大きいのが、体型とシャツの作りの違い。女性のシャツはウエストのくびれに沿うように設計されていたり、着丈が短く、軽くインするだけでもバランスが取れるようになっていたりします。さらに、ウエストの位置が高めな服が多いので、インしても脚長に見える仕組みになっているんですね。

一方、男性のシャツはというと、着丈が長く、裾もラウンドしていたりと、そもそも“アウトで着る前提”のものが多め。加えて、男性の体は直線的で寸胴になりやすいので、ウエストラインをはっきり見せるシャツインはどうしても不自然になりがちです。そこに無地の白シャツや黒パンツを合わせると、メリハリがなくなって、「真面目だけどちょっと浮いてる」「気合い入りすぎでは？」という印象につながってしまうこともあります。

さらに、ファッションに不慣れな男性ほど「シャツイン＝きちんとしてる」と信じている分、それ以外を工夫しようとせず、全体のバランスが取れていないままシャツだけインしてしまうケースが多い。結果的に“おしゃれ”というより“頑張ってる感”や“こなれてなさ”が際立ってしまうんです。

【解決策】
まずは、「シャツインするなら、全体のバランスも整える」意識を持つこと。シャツだけ頑張っても、パンツや靴、髪型や表情など他の要素がちぐはぐだと、逆に気取って見えてしまいます。

たとえば、シャツは裾がストレートカットで着丈短めのものを選び、パンツはタック入りやウールライクなスラックス、足元は革靴ではなく柔らかめのローファーや白レザースニーカーなどで程よくカジュアルダウン。さらに、前だけ軽くインする「フロントイン」で、自然な“抜け”を作るのも効果的です。

また、「シャツインが似合う体型じゃないから」と諦める必要もありません。体型を整えるより先に、“服で整える”工夫をしていけば、誰でも無理なくシャツインを取り入れられます。

気取ってるように見えるのは、あなたが頑張ってるからじゃなく、ほんの少しの“引き算”や“遊び”が足りないだけ。そのバランスが取れれば、シャツインも自然に、今っぽく見えてきます。

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シャツインスタイルをダサく見せない！シャツコーデ例

ここからはシャツインスタイルをダサく見せない！シャツコーデ例を見ていきましょう。

長袖シャツのシャツインコーデ例

シャツインでもダサく見えない成功例！シルエットと素材でこなれ感を演出

ネイビーのシャツをダークグレーのスラックスにタックインした王道のビジカジスタイル。着丈の短めなシャツに、股上深め・テーパードのスラックスを合わせることで、腰回りに余計なもたつきが出ず、すっきりとした印象に。足元にはブラウンのレザーシューズを合わせ、ベルトとの色を揃えることで統一感を演出。シャツインが「気取り」や「古さ」にならず、現代的な清潔感として成立している好例です。

主な着用アイテム

半袖シャツのシャツインコーデ例

シャツイン×半袖でもダサく見えない！シルエットと配色で都会的に整える

黒の半袖シャツにライトグレーのスラックスを合わせた爽やかなモノトーンコーデ。シャツは着丈が短く、身幅もスリムな設計なので、タックインしてももたつかずきれいにキマっています。明るいパンツは太もも周りにややゆとりがありつつ、裾に向かって細くなるテーパード型。体型を拾いすぎず、シャツインしても野暮ったさを感じさせません。足元とベルト、バッグは黒で統一し、シャツの色とリンクさせることで全体に引き締まりが生まれ、ビジネス感のある上品な着こなしに仕上がっています。

主な着用アイテム

ジャケットと合わせたシャツインコーデ例

“真面目すぎ”に見せないシャツインは、ジャケパンと配色でカバーする

白シャツ×ベージュチノという一歩間違えると学生感が出やすい組み合わせを、ネイビーのテーラードジャケットで引き締めた好バランスコーデ。シャツは着丈が短めでタックインしても腰回りがもたつかず、パンツも細身すぎず、余裕のあるフィット感。黒のベルトとシューズ、バッグを揃えることで、カジュアル寄りの配色ながらも全体にビジネスらしい落ち着きが生まれています。シャツインが“気取って見える”のを防ぐには、こうしたジャケットの補完力と配色の締めが有効です。

主な着用アイテム