ミリタリージャケットとは、「ミリタリー＝軍隊、軍人」という意味を指す通り戦争で兵士を守るためにつくられたジャケットがルーツになり、それをカジュアルファッションに落とし込んだものを指します。陸軍、空軍、海軍、それぞれのミリタリージャケットが存在しており、陸軍だとトレンチコート、空軍だとフライトジャケット（MA-1）、海軍だとCPOジャケットがカジュアルファッションでも定番になっているデザインになります。戦時下では手に武器を持つことも多いことから弾薬などをポケットにいれるために、ミリタリージャケットの1つの特徴としてポケットが多いことをがあげられます。

ミリタリージャケットと一言でいっても実はいろんな種類があります。有名なミリタリージャケットだとトム・クルーズが着用したフライトジャケットであるMA-1やドラマ『踊る大捜査線』で織田裕二さんが着用したモッズコート（M-51）などが有名ですが、ミリタリージャケットとして認識せずに着ているジャケットやコートも存在します。メンズコートの定番であるトレンチコート、最近流行のCPOジャケットも実はミリタリージャケット、ミリタリーコートになります。そのほか、人気が高いM-65（エムロクゴー）ジャケットはフロントに4つのポケットがついているスタンドカラーやステンカラーのジャケットで、N-3B（エヌスリービー）といったファー付き防寒アウターなどが存在します。もっといろんな種類のミリタリージャケットがあり、頭文字にNやMがついてその後に数字がついているのが特徴です。

ミリタリーファッションの王道というとアウターでいうとM-65やMA-1、モッズコート、パンツはカーゴパンツなどの服を指します。とはいえ、各ブランドによってミリタリーアウターのデザインも違うものになるし、カーゴパンツのポケット1つとってもデザイン性が違います。どうすれば失敗しないミリタリーコーデがつくれるか？こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

40代 50代メンズにおすすめのミリタリージャケット、ミリタリーアウターは定番を選ぶのがおすすめ。

「ミリタリージャケットで定番とはなんぞや？」

と思ったら、「聞いたことがあるような名前のジャケット」と思って大丈夫です。

モッズコート
MA-1（エムエーワン）
M-65（エムロクゴー）
N-3B

ここらへんがよく聞いたことがあるのではないでしょうか？

ここに実は

トレンチコート

これもミリタリーアウターの一種になります。

いろんなミリタリージャケット、ミリタリーアウターが存在しますが、
元々は軍服にファッション性をいれたもので、
弾薬などをいれるためにポケットが多かったり、
ジッパー装飾が多くなっています。

それをおしゃれにしたものがミリタリージャケットです。
そして定番は「おしゃれになるよね」「日常の服のコーディネートに合うよね」として人気になったものです。

なので40代50代男性は定番のジャケット、アウターの中から選ぶようにしましょうね。

また、色も定番の色から選ぶとジャケット選びに失敗しません。
ブラックやカーキ、ベージュといった色がミリタリージャケットの定番になります。

他の人と差をつけたいと考えるのであれば、40代50代メンズにおすすめのミリタリージャケットの色はデニムです。
ネイビーというよりもデニム。
素材のよさも光り、センスのよさがおしゃれさをつくりだし、おすすめです。

「トレンチ」には、もともと塹壕（ざんごう）という意味があります。トレンチコートは、戦地で兵士が着用していたコートです。第一次世界大戦中に、イギリス陸軍が塹壕のような厳しい環境の戦地で着るために開発したコートが起源となっています。

それをファッションにとりいれたのがバーバリー
トーマス・バーバリーがデザインしたコート「タイロッケン」がトレンチコートの前身とされています。

フラップ付きのポケットやバックル付きのベルトがデザインでは象徴的かもしれませんね。

「トレンチ」には、もともと塹壕（ざんごう）という意味があります。トレンチコートは、戦地で兵士が着用していたコートです。第一次世界大戦中に、イギリス陸軍が塹壕のような厳しい環境の戦地で着るために開発したコートが起源となっています。

それをファッションにとりいれたのがバーバリー
トーマス・バーバリーがデザインしたコート「タイロッケン」がトレンチコートの前身とされています。

元々はフライトジャケットで、装飾が少ないシンプルな作りになのが特徴です。
エムエーワンと呼びます

素材は主にナイロンが主流ですが、ファッションに合わせてデニム素材や麻素材のものも発売されていて、素材が変わるとジャケットの表情も変わってきます。

裏地はオレンジを採用しているモノが多く、「レスキューオレンジ」と呼ばれていますが、ミリタリーアウターへの本格的なMA-1へのこだわりがない場合は通常の黒色などの裏地を選ぶのが無難です。

フィールドジャケットと呼ばれているミリタリージャケット。
夜間や寒冷地で寒さを凌げるように、優れた防寒性を備えているのが特徴。
そのために首元を守るスタンドカラー（立ち襟）が特徴です。
定番のM-65ミリタリージャケットの形は前身にポケットが4つついているものですが、デザイン性のためにポケットを2つだけにしたり、6つに増やしているアウターなどファッションに合わせて進化しています。
本格派のミリタリージャケットを探している男性は肩についているエポレットも見落とさないことをおすすめしたいです。

1948年にアメリカ空軍に採用されたエアクルー用のフライトジャケット。
N-3Bということだけあって、前身はN-3A。もっというと、もともとは「N-3」からスタート。N-3Aはもともとエアフォースブルーと言われる青色のジャケットを採用。映画などでもネイビー色のアウターを見たことがある人もいると思いますが、あれがもともとのN-3Bの全身。
そこからセージグリーンと呼ばれるような、今でいうカーキ色がメインカラーになりました。

よく聞く「モッズコート」です。
1950年代にアメリカ陸軍に採用された防寒衣料の51年型モデルのことでM-51と呼ばれています。
「PARKA SHELL M-1951」という正式名称がついており、ジャケットというよりもパーカーになります。ロングコートでもあることからモッズコートというアウターとしての活躍するデザインが多くなっています。
基本系のモッズコートは後ろが魚の尾びれのような形をしており、そこから「フィッシュテール」という相性でも呼ばれるパーカーアウターになっています。

40代50代メンズの定番アウターＰコートも、もともとはミリタリーコートの1つになります。
オランダ語の「ピイ・エッケル（pij jekker）」（厚い毛織物の上着）が語源になっているように、メルトンウールコートの定番になっています。

イギリス海軍が艦上用の軍服として着用し、それが一般化したものであるように、他のミリタリージャケットがフィールドジャケットと呼ばれる陸軍などの弾薬をいれたりポケットが多いのに対し、海軍アウターのためにポケットは通常アウターのように2つが主流になります。