2023年12月04日
メンズ版毛玉にならないニットとは?出来てしまった毛玉の原因と知っておきたい対策方法
Q.ニットセーターを何回か着るとすぐに毛玉が出来ます。
毛玉だらけでダメにしてしまう事が多いので長く使えるニットが知りたいです。
- この記事を最後まで読むと…
- おすすめのメンズニットを紹介
- 毛玉の取り方や対策方法が分かる
- ニットセーターを長持ちさせられる
秋冬はもちろん、春夏も大活躍するニット製品ですが、
毛玉だらけのニットは見た目も良くないので出来れば避けたいですよね。
この記事では毛玉が出来にくいおすすめのニットや、出来てしまった毛玉のお手入れ方法などを紹介します。
綿100%のニットは毛玉が出来にくい
綿100%のニットを使用した人気セット
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■目次
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毛玉が出来にくい素材のニットを選ぼう
毛玉が出来にくいのは綿100%のニット
まずお伝えしたいのは、どんな素材でも100%毛玉が出来ないものはありません。
ただ、綿(コットン)、麻(リネン)、絹(シルク)といった天然繊維で出来た生地は毛玉になりにくいです。
毛(繊維)が短く熱に強いので、摩擦が起きても毛玉になりにくいそうですよ!
ニットで言えば、綿100%のニットがおすすめです。
綿100%は繊維が落ちやすい(短い毛がつきやすい)というデメリットを持っていますが
繊維が落ちやすいからこそ、毛玉になりにくいというメリットがあります。
逆に、ポリエステル、レーヨン、アクリルなど化学繊維は繊維が長く熱に弱いので摩擦が起きた時に毛玉になりやすいそうです。
また、「綿70%ポリエステル30%」など異なる種類の繊維を組み合わせた混紡繊維は
乾きやすい・シワになりにくいなどメリットがある一方で
丈夫な化学繊維の影響で繊維が落ちにくいので毛玉がずっと残ってしまいます。
天然繊維すべてが毛玉ができにくいわけではない
例えば、ウール(羊毛)も天然繊維に含まれますが、ウールは一般的に毛玉ができやすい素材です。
天然繊維なので繊維が落ちやすく、びっしりと毛玉が出来る事は少ないですが
綿100%などと比べると毛玉が出来やすいと言えます。
天然繊維・化学繊維・混紡繊維などそれぞれ特徴が異なるのでニットに毛玉が出来にくい事を一番に考える場合は天然繊維のみを使ったニットを選んでみてください。
静電気を防止するスプレーを使用するのもおすすめです。
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そもそも毛玉が出来る原因とは
ニット類に毛玉が出来る主な原因は摩擦
ニットセーターの場合、脇腹・背中・腰などに毛玉が出来ていませんか?
腕やバッグがニットセーターとこすれ、摩擦でニット表面が毛羽立ちます。
そして、摩擦で起きた静電気で繊維同士が絡まり、出来たものが毛玉です。
ニットセーター以外にも、カーディガン、パーカー、トレーナーなど
毛玉が出来る主な原因は同じく摩擦によって衣類の繊維同士が絡まってしまうこと。
お手持ちの衣類も同じ場所に毛玉が出来ていませんか?
洗濯中に起きる摩擦でも毛玉が出来てしまうんです。
洋服の品質表示タグに記載されている「ピリング」とは毛玉のこと。
初めて聞いたという人は、ぜひ覚えておいてください。
お気に入りのニットを守る毛玉対策
「普通に着ていても毛玉が出来てしまうなら、自分にはハードルが高くてニットを着られない…」
大丈夫です!毛玉を防いでニットを長持ちさせる対策法をご紹介します♪
ニットを守る毛玉対策①毛玉ができにくい洗濯方法を知る
ニット製品はシャツなどと違い頻繁に洗濯しないとしても
もちろん洗わないわけにもいかないし、毎回クリーニングに出すのも大変です。
ニットを長持ちさせるためにも、毛玉が出来にくい洗濯方法を知っておきましょう。
「洗濯機で洗える」と謳っているニットも、実践する事でより長持ちさせることが出来ます。
毛玉が出来る原因=摩擦による静電気なので、それを抑える事が重要です。
おしゃれ着用洗剤を使って手洗いが好ましいですが、忙しい人や男性は出来れば洗濯機で洗いたいですよね。
①セーターを洗濯ネットに入れて洗濯する
他の衣類との摩擦を防ぐため、洗濯ネット一枚にセーターを一枚入れます。
ネットが大きすぎると中でセーターが動いてしまい摩擦が起きるので小さめで目の細かい洗濯ネットがおすすめです。
②セーターを裏返して洗濯する
人目に触れる表面に毛玉を作りたくないので、セーターを裏返して洗濯するのも一つの方法です。
裏側なら人からは見えないので恥ずかしくないはず。
意外と実践していない人が多い裏技の洗濯方法です。
③洗濯時に柔軟剤を使用する
生地のゴワつきが改善されるので摩擦・静電気の防止になります。
洗剤のみで洗濯していた方は一度試してほしい方法です。
④手洗いコースまたはドライコースで洗濯する
実際に手洗いが出来なくても、洗濯機の手洗いコースまたはドライコースを利用しましょう。
⑤洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎない
洗濯機いっぱいに洗濯物を詰め込むと衣類同士がこすれて摩擦が起きやすくなります。
洗濯機で洗えないニット製品もあるので、洗濯前に必ず洗濯表示(洗濯絵表示)のタグを確認してください。
出典:消費者庁ウェブサイト(消費者庁資料を加工して画像作成)
家庭での洗濯禁止マークがあるニットセーターはクリーニングへ、
手洗い可能マークがあるニットセーターは手洗いで優しく洗いましょう。
洗濯後はハンガーに吊るしたりせず、セーターを平らに干せるネット状のハンガーを使って型崩れも防ぎましょう!
ニットを守る毛玉対策②連続で着用しない
お気に入りだからと言って着用頻度が高い衣類は当然ダメージも進みます。
1日着たら1~2日ほど休ませることも大切です。型崩れも回復し、長く着る事が出来ます。
お気に入りのニットを長持ちさせましょう
ニットに出来た毛玉をキレイに取りたい!
せっかく買ったニットアイテムが少しでも長持ちするように毛玉の取り方、原因、対策をご紹介していきます。
ニットをきれいに保つ毛玉の取り方①毛玉を引っ張るのはNG行為
出来てしまった毛玉を引っ張って取る人が多いと思いますが、実はこれは逆効果です。
生地が毛羽立ってまたすぐ毛玉になってしまい、更には生地自体を痛める事に。
眉毛バサミなど、小さめのハサミで丁寧にカットする事をおすすめします。
この時、ニットの生地自体を切ってしまわないよう注意してください。
市販されている毛玉取り器を使用する場合、生地に強く押し当てると生地自体を傷付けてしまうので気を付けましょう。
ニットをきれいに保つ毛玉の取り方②ブラッシングを取り入れよう
大切な衣類を守るため、普段から取り入れてほしいのがブラッシングです。
地の目の方向に沿ってブラッシングするとホコリが取れ、
毛羽立ちの絡みがほぐれてくるのでそのあと毛並みを整えましょう。
ブラッシングすると毛並みが整って、何だかキレイになったように見えますよね!
ブラッシングは素材に合わせたブラシを使い、力加減に注意しましょう!
馬毛ブラシ⇒毛がしなやかなのでカシミヤ・薄手のウールなどデリケートな素材
豚毛ブラシ⇒毛が硬めなので厚手のウールやスエードなど目が詰まった素材
《ブラッシングをするメリット》
毛玉・ホコリの除去だけではなく衣類についた花粉を落としてくれたり
虫食いの原因となる害虫の卵を取り除いてくれます。
年代別おすすめニットコーディネートセット
20代メンズにおすすめのニットコーデ
30代メンズにおすすめのニットコーデ
40代メンズにおすすめのニットコーデ
50代メンズにおすすめのニットコーデ
毛玉になりにくいニットのまとめとあわせて読みたい関連記事
MEMO
・出来てしまった毛玉は無理矢理取らない
・毛玉が出来る主な原因は摩擦
・毛玉が出来にくい素材は天然繊維
・家で洗濯する時は洗濯ネットなど対策を行う
毛玉を気にしてあまりニットが好きじゃなかった、という人はこれを機にニットのおしゃれを楽しんでください。
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