2022年09月15日
麻素材の洋服の知っておきたい特徴と注意点
Q.暑い日でも快適に過ごしたくて麻の洋服が気になっています。
でもシワになりやすいと聞いて、挑戦できません。
麻の良いところや注意点を教えて欲しいです。
- この記事を最後まで読むと…
- 麻素材の特徴がよく分かる
- 麻素材の取り扱い方に詳しくなる
- 麻アイテムを取り入れたおしゃれなファッションが出来る
夏など暑い時期は洋服が体に張り付いて不快…!そんな時に選びたいのが麻素材の洋服です。
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麻素材のメンズファッション
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■目次
夏は汗で洋服が張り付く…!
夏と言えばレジャーイベントが多く楽しみな季節であると同時に
汗をかいて洋服が肌に張り付くのが気持ち悪い…!
暑いからと言って洋服を何も着ないわけにもいかないし、でも快適に過ごしたいし…悩みどころですよね。
「涼しげなコーデで過ごしたい」
そんな願いを叶えてくれるのが麻素材の洋服なんです。
麻素材が人気の理由を徹底解説
綿などに比べ、少しザラザラとした硬い手触りが特徴の麻。
この生地の硬さを“シャリ感”と表現しています。
シャツをはじめ、メンズファッションでも麻は人気ですよね!
夏になるとたくさん発売される麻素材の洋服ですが、
なぜそんなに人気がある素材なのでしょうか。
≪麻が人気の理由≫
・通気性が良い
・吸水、吸湿性に優れている
・繊維が伸びにくく硬いので汗をかいても肌に張り付かない
と、夏に嬉しいメリットを持った素材だから。
なんと麻は綿の約4倍、シルクの約10倍の吸水性があるそうです!
麻は吸い取った水分を素早く外に逃がすので、
カビや雑菌の繁殖を抑えてくれると言われています。
通気性が良く、熱を逃がす麻は高温多湿の日本では古くから重宝されていました。
たくさんのメリットがある麻は夏を快適に過ごす為の洋服にぴったりのアイテムです。
夏に選びたい麻素材アイテム
特におすすめなのは麻シャツ
麻混素材の爽やかなシャツとボーダー柄Tシャツの2点セット。
そのまま着るだけでコーディネートが完成する手軽さも人気です。
長パンツや暗めの色を組み合わせても、暑苦しくならないのは麻素材のおかげ。素材感や透け感が清涼感のあるコーディネートに仕上げます。
主な着用アイテム
30代40代の男性には“大人の余裕”を演出できる
麻シャツや麻ジャケットがおすすめ
麻素材の取り扱いで注意すること
人気の麻素材ですが、お手入れが難しい一面もあるんです…!
濃い色で染色された麻は着用中の摩擦や汗で色落ちする可能性があります。
これは、麻は繊維の内部まで染料が浸透しにくく完全には染まりにくい性質の為。
他の繊維に比べ比較的色移りがしやすいので
洗濯の際は色分けをするなど、注意が必要です。
少しでもダメージを防げるように、麻アイテムが濡れたまま擦ったり連続して着用するのは避けておきましょう。
麻アイテムの洗濯方法は?
麻は最初の洗濯時と乾燥時に縮みが起きやすい素材です。
商品によっては製造時に一度水通しをしていますが、
それでも縮んでしまう可能性があります。
しっかりと洗濯表示タグを確認した方が良さそうですね!
洗濯機OKだった場合も、洗濯ネットに入れて脱水・乾燥は避けておきましょう!
麻は天然素材の中でも特に乾きやすい素材なので
水が垂れるくらい濡れている状態で陰干しすればすぐに乾き、水の重さでシワも和らぎます。
麻はシワも味なので基本的にはアイロン不要ですが
気になる時は霧吹きで濡らしたり完全に乾く前にアイロンがけをしてください。
完全に乾いてしまうとなかなかシワが取れません。
麻についてもっと詳しくなろう!
夏に嬉しいメリットが多く、ぜひおすすめしたい麻素材ですが
気になること、知らないことがきっと多いと思います。
皆さんが気になっているであろう麻の知識を僕たちがご紹介します!
Q1.麻はシワになりやすいって本当?
麻について一番気になる事と言えばシワになりやすいこと。
麻は天然繊維なので着用や洗濯によって繊維が偏ったり、
他の生地と比べると荒い織り方の製品が多かったりと、シワになりやすい条件が揃っています。
また、麻は生地が硬いので新品の方がシワがつきやすいです。
でも、そのシワが麻素材の魅力なんです!
既出の通り、麻は硬い手触りが特徴です。
これが着用や洗濯によって柔らかさが増し、だんだんとクタッとした風合いに。
そうなるとシワも付きにくくなりますがこの変化も麻素材の魅力の一つ。
きれいにアイロンがかけられたシャツを見てどういう印象を受ける?
カッチリしているというか、キメてる感があるというか。
うんうん。それも素敵だけれど、麻シャツの場合は少しラフな印象になります!
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麻シャツはその自然体な生地感がゆえ、キメすぎずシャツをさらっと着たような
ラフだけどだらしなくない爽やかな印象が出せます。
麻はシャツ以外にもジャケットやパンツでも使われているので
暑い日にジャケットを着ていても暑苦しくなく涼し気な印象になります。
まとめると、
・麻はシワになりやすく解決は難しい
・でもその風合いが麻の魅力
なので、シワは味として楽しんでください♪
Q2.麻と綿はどう違う?
一般的に、洋服で多く使われる素材と言えば綿(コットン)。
では、麻と綿の違いは何なのでしょうか。
綿は吸水性・通気性に優れており、適度な保温性もあります。
肌触りも滑らかなので、タオルや下着にもよく使われています。
麻と同様に、
・シワになりやすい
・縮みやすい
・毛羽立ちやすい
という性質を持っていますが、麻との混紡素材「綿麻」は
お互いのメリットの掛け合わせとデメリットのカバーをした人気の素材です。
こちらの写真を見てください。
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左側のジャケットは麻100%、右側のジャケットは麻54%綿46%で出来ています。
「綿麻」は麻の風合いもあるけど手触りが良さそうですよね!
「綿麻」は麻100%に比べてシワも目立ちにくいです♪
麻の風合いが好きだけど、ちょっとここが気になる…そんな人は綿麻素材もチェックしてみてください。
Q3.麻の表面にかたまりが…
麻素材の洋服などを見ているとよく見かける生地表面のかたまりを、
「ネップ」や「フシ」と言います。
繊維が絡み合って出来た糸の節が生地表面に出たもので、
麻は素材の特性上、均一に整った糸を紡ぐことが非常に困難のため
生地の表面にスジや玉状のネップが出来てしまうんです。
素材そのものの繊維が混ざる事もありますがこれも麻の自然な“味”です♪
Q4.麻には種類があった!
麻には疲労を回復させて気持ちを落ち着かせる効果もあります。
着心地が良い以外にもこんな理由があるから、昔から寝具や肌着に麻が使われてきたんですね!
そんな麻ですが、一言で“麻”と言っても実はいくつも種類があり
それらを総称して「麻」と呼んでいます。
日本で「麻繊維」として使われているのは
良質の繊維になる亜麻(あま=リネン)と苧麻(ちょま=ラミー)が一般的です。
最後に、麻の種類を一部紹介します♪
左:フレンチリネン
フランス北部で栽培された最高品質の麻で、風通しと肌触りが良いのが特徴。
右:フレンチリネンシャンブレー
シャンブレーとは生地の織り方の事で縦糸に色糸、横糸にさらし糸を使用し平織りしたもの。
左:リネンナイロンストレッチツイル
折り目が斜めになったツイルは生地の目が詰まっているので風を通しにくく保温性があるのが特徴。
麻の他にナイロン(耐久性)、ポリウレタン(伸縮性)を混合しツイル織りすると
麻の質感を残しながらシワになりにくく丈夫な生地に。
右:リネンレーヨンストレッチツイル
リネンナイロンストレッチツイルのナイロンではなくレーヨンを使用した生地。
レーヨンはシルクに似せた再生繊維で、シルクのような光沢感と手触りが特徴。
麻素材の生地にも種類があるので、素材で洋服を選んでみるのもいいですね!
まとめ
麻が人気の理由や取り扱いの注意点は分かりましたか??
麻は春夏に特におすすめしたいアイテム。
シャツの他にもジャケット、カーディガン、パンツ、ストール…と
たくさん製品化されているのでぜひチェックしてみてください♪