部下の話を聞くときに言ってはいけないひと言!

部下の話を聞くときに言ってはいけないひと言

「何かあったら相談してね」と言っているのに、
部下が相談に来ないのはなぜでしょう?

メンズスタイル編集部です。

今回の「ふるまいの正解」のテーマは
「部下の話の聞き方」です。

面談や1on1、ちょっとした相談。
40代50代は、話す側から「聞く側」に回る場面がぐっと増えます。

💭「アドバイスしたつもりが、部下が黙ってしまった…」

💭「相談されたときには、もう手遅れになっていた…」

💭「何を話せばいいか分からず、面談がすぐ終わる…」

こんな経験、ありませんか?

  • 話の途中で、つい答えを言いたくなる
  • 自分の経験から「こうすればいい」と伝えてしまう
  • 「なんでそうなったの?」とすぐ聞いてしまう

どれも、早く助けてあげたいという気持ちから。
でも、そのひと言が「この人に話しても仕方ない」と思わせているかもしれません。

部下が相談に来なくなるまでには、こんな流れがあります。

勇気を出して 相談する さえぎられる 否定される もう話すのは やめよう 問題が大きく なってから知る きっかけは、たったひと言のことがほとんど
「相談してね」より、「相談してよかった」と思える聞き方が大切です。

では、どんなひと言が部下の口を閉ざしてしまうのか。
よくあるNGワードと、その言いかえを見ていきましょう。

聞き方の正解
守るのは3つだけ

  1. ①「でもさ」「要するに」で、話をさえぎらない
  2. ②「俺のころは」「みんなそうだよ」と比べない
  3. ③「なんで?」より「どうしたら?」で聞く

うまいアドバイスより、「最後まで聞いてもらえた」が残ります。

RULE 01

「でもさ」「要するに」で、話をさえぎらない

① その場で起きること

部下の話が長くなってくると、つい
「でもさ」「要するに〇〇でしょ?」と途中でまとめてしまう。

上司は話を早く進めたつもりでも、部下は
「まだ言いたいことがあったのに」と、本音を飲み込みます。

なので、こうしよう:
部下が話し終わるまで、口をはさまない。
途中では「うん」「そうなんだ」と、あいづちだけ。

② NG と 正解

× 言ってはいけない

「でもさ、」
「要するに〇〇ってこと?」
「で、結論は?」

○ 言いかえ

「うん、それで?」
「そうだったんだ」
「ほかにも気になることある?」

× さえぎる 部下 上司が話し続ける 「でもさ」 ○ 最後まで聞く 部下が話す(7割) 上司(3割) ● =「うん」「そうなんだ」のあいづち 目安は「聞く7:話す3」
あいづちは「ちゃんと聞いているよ」という合図。話を止めずに打ちましょう。

話を聞きながら、パソコンやスマホを見ないこと。手を止めて体を相手に向けるだけで、「聞いてもらえている」と伝わります。

RULE 02

「俺のころは」「みんなそうだよ」と比べない

① その場で起きること

部下の悩みに、「俺が若いころはもっと大変だった」と自分の話を返す。
あるいは「みんな同じだよ」「気にしすぎだよ」とはげます。

上司は元気づけたつもりでも、部下は
「自分の悩みは大したことないと思われた」と感じてしまいます。

なので、こうしよう:
比べたり、小さく扱ったりせずに、
まずは「それは大変だったね」と受け止める。

② NG と 正解

× 言ってはいけない

「俺が若いころはもっと大変だった」
「みんな我慢してるよ」
「気にしすぎじゃない?」

○ 言いかえ

「それは大変だったね」
「話してくれてありがとう」
「そう感じるのは無理もないよ」

そのほかのNGワード、言いかえ表 「それくらい自分で考えて」 「一緒に整理してみようか」 「前にも言ったよね」 「もう一度確認しておこうか」 「そんなことで悩んでるの?」 「そこが引っかかって いたんだね」
言いかえるコツは、相手の気持ちを「否定せずに、言葉にして返す」こと。

自分の経験を話すなら、相手が聞いてきたときだけ。「参考になるか分からないけど」と前置きすると、押しつけに聞こえません。

RULE 03

「なんで?」より「どうしたら?」で聞く

① その場で起きること

ミスの報告を受けて、まず「なんでこうなったの?」。
原因を知りたいだけなのに、部下には責められているように聞こえます。

「なんで?」が続くと、部下は言い訳を考えることに必死になり、
次からミスを報告しにくくなってしまいます。

なので、こうしよう:
過去を問うより、これからを一緒に考える聞き方に変える。
「どうしたらよさそう?」「何か手伝えることある?」

② NG と 正解

× 言ってはいけない

「なんでこうなったの?」
「どうして早く言わなかったの?」
「普通、こうするでしょ」

○ 言いかえ

「何があったか、教えてくれる?」
「どうしたらよさそう?」
「何か手伝えることある?」

いまの問題 「なんで?」 過去に向かう → 責められている 「どうしたら?」 未来に向かう → 一緒に考えてくれる 原因を確かめるのは、気持ちが落ち着いてからで大丈夫
同じことを聞いていても、言葉の向きで受け取り方が変わります。

報告してくれたこと自体に、まず「教えてくれてありがとう」。これがあるだけで、次も早めに相談してもらえるようになります。

聞く姿勢の正解もセットで

座る位置
真正面より、斜め45度か横並び。圧迫感がやわらぎます。
手元
パソコンを閉じ、スマホは伏せておく。
しぐさ
腕組み・ため息・時計を見るのは、「早く終わらせたい」の合図に見えます。
最後
「話してくれてありがとう」で締めくくる。

そして、ここからは服屋の出番です

「話しかけやすい人」は、
見た目もやわらかい

部下が相談するかどうかは、実は話しかける前の印象でも決まります。
黒一色のスーツで腕を組んでいると、どうしても近寄りがたく見えます。

ポイントは、

  • オフィスでは、ジャケットのかわりにニットやカーディガンを羽織る
  • 色は黒だけでなく、ネイビーやグレー、白を合わせる
  • 首元は詰めすぎず、すっきりと
× やりがち

上下黒で、かっちり固めすぎる
しわだらけのシャツで疲れて見える

○ 正解

ネイビーやワインのニットを羽織る
白やグレーで、明るくやわらかい印象に

「話しかけやすい見た目」が、相談しやすい上司への第一歩です。

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まとめ

部下が相談に来るかどうかは、前に話したときのひと言で決まります。

守るのは、3つだけ。

  1. 「でもさ」「要するに」で、話をさえぎらない
  2. 「俺のころは」「みんなそうだよ」と比べない
  3. 「なんで?」より「どうしたら?」で聞く

そして、
「話しかけやすい見た目」で、相談の入り口をひらく。

「この人に話してよかった」と思われる上司へ。
いっしょに「イケオジ」を目指しましょう♪

※本記事は職場での一般的なコミュニケーションの考え方を紹介するものです。部下の心身の不調や、ハラスメントなどの深刻な相談を受けたときは、ひとりで抱えず、人事部や産業医など社内の窓口につなぎましょう。
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